研究課題/領域番号 |
19K02828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
森 健一郎 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70710755)
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研究分担者 |
栢野 彰秀 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (50466471)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | STEAM教育 / 教科横断 / 科学的な概念 / 学習方略 / 学習指導要領 / 見方・考え方 / 木育 / 動的平衡 / STEM教育 / STEM教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、小学校理科と中学校理科において、「科学的概念を科学方略として継続的に活用するためのカリキュラムとその評価のあり方」を明らかにする。そのために次の3点に取り組む。 ① 科学教育の目標と科学的な概念との関係を整理する。 ② 学習方略の活用を促すための評価の観点を検討する。 ③ 継続的に学習方略を活用するための課題の選定および開発をする。 ①については,科学教育の目標と科学的な概念との関係について,新学習指導要領の「見方・考え方」も踏まえながら整理をおこなう。②については,集団の評価と個人の評価の両方に取り組む。③については,授業の目標と科学的な概念との関連を整理し,課題の選定・開発をおこなう。
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研究成果の概要 |
本研究では、理科教育において、「科学的概念を科学方略として継続的に活用するためのカリキュラムとその評価のあり方」を明らかにすることを目的としていた。そのために「①科学教育の目標と科学的な概念との関係を整理する」、「②学習方略の活用を促すための評価の観点を検討する」、「③継続的に学習方略を活用するための課題の選定および開発をする」の3つに取り組んだ。①と②については,科学教育の目標と新学習指導要領の記述も踏まえながら整理をおこない、「STEAM教育の四象限」としてまとめることができた。③については,STEAM教育や「総合的な学習(探究)の時間」の授業実践をおこない、成果を公開することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育課程においては、学習内容(コンテンツ)はもちろんであるが、それ以上に「資質・能力」(コンピテンシー)の育成が求められている。本研究では「資質・能力」の育成に着目し、育成のために必要な「見方・考え方」を具体的に示すことを目指した。「見方」については、理科教育の「科学的な概念」の研究から、「安定性と変化」をはじめとして、いくつかを事例的に示すことができた。「考え方」については、STEAM教育の立場から、楽器づくりという活動に着目し、教材を開発することができた。また、「見方」と「考え方」を軸として組み合わせることで、STEAM教育実践の評価枠組みとしての「四象限」を提案することができた。
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