研究課題/領域番号 |
19K02900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 鶴岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐藤 司 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30300528)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エンジニアリング・デザイン教育 / STEAM教育 / ものづくり / 工学教育 / グループワーク / カリキュラム開発 / エンジニアリング・デザイン / 持続可能社会 / 地域貢献 / エンジニアリングデザイン教育 / 離島問題 / 地域連携 / 漂着ごみ / バイオマス |
研究開始時の研究の概要 |
高等専門学校専攻科および本科5年生を対象にしたエンジニアリングデザイン(ED)教育プログラムを開発し,離島という特殊な地域の課題に「ものづくり」で解決を試みるユニークな教育プログラムの実現を目指す.プログラムの特色として,地域貢献,学科混成型のチームによる複合融合型の課題解決,学生と地域との共同作業を基軸とする.具体的な取り組み課題として,学生による提案を受ける他,回収と処分の困難な漂着ごみ問題,豊かな自然やバイオマス資源の活用技術などを複合融合的な工学的アプローチで挑戦する.研究期間において,予備実験とプログラム構築,カリキュラム実践,学修成果向上の検証を行う.
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研究成果の概要 |
高専専攻科1年生を対象とした、地域の課題に「ものづくり」で解決を目指すエンジニアリング・デザイン実習プログラムの開発および実施方法の確立と教育効果を検証した。学科混成型のグループ活動、合宿を通じたコミュニケーションの活性化,地域貢献の要素を含んだ活動を志向し、活動場所として高齢者の割合が高く且つ自然環境の厳しい山形県の離島(酒田市飛島)を選定した。成果については市内での環境イベントを利用し市民に向けた発表を行い、参加者から多様な考え方による指摘やアドバイスに触れることができた。成果は実用性の観点から評価を受けることで学生の取組み意欲が高まった。協力教員と連携しながら実施する体制が整った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内でのエンジニアリングデザイン教育の多くは活動場所や移動手段の制限により学内での活動に終始するものが多いが、本申請のように地域との連携やグループワークを重視し合宿活動を通じて調査、製作に取り組む活動は全国的に少ない。学生(高専専攻科生)は中学卒業後から実践的・創造的技術者育成のための実験実習スキルを受けており、実用性、完成度が高くコスト面に優れた制作物が期待できる。高齢者の割合が高く且つ自然環境の厳しい「離島」という条件で、準備や計画立案にも入念さを必要とし、また現地での自然の厳しさにも耐える成果物を工学的アプローチで挑戦するもので、極めて社会的意義が高い。
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