研究課題/領域番号 |
19K02987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
松本 慎平 広島工業大学, 情報学部, 教授 (30455183)
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研究分担者 |
加島 智子 近畿大学, 工学部, 講師 (30581219)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | プログラミング / カード操作方式 / 学習支援 / 認知負荷 / 対話機能 / 分節化 / C言語 |
研究開始時の研究の概要 |
カード操作方式による学習支援システムが開発されている.実際の講義での利用から有効性は示唆されている.一方で,カード操作方式に基づく学習システムの正誤判定はカード順列の単純マッチングでのみ行われている.そこで本研究では,カードの並びからプログラムを組み立て,プログラムをコンパイル・実行可能な仕組みを整備し,コンパイラとの対話を通じ実行結果を応答できるようにする.
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研究成果の概要 |
本研究では,カード操作方式によるプログラミング学習支援システムへのコンパイラとの対話機能の設計・開発,カードの並びに応じた実行結果のフィードバック応答機能の実装を技術的な課題とする.この課題を解決することにより,教授者の負荷軽減や,多言語のプログラミングへの対応など,更なる学習支援が可能となる.さらに,学術的な問い「カード操作方式においてプログラム実行と同様のフィードバックを行うことは,モチベーション向上,時間対学習効率の向上といった観点で,学習に有効に働きかけることが可能か」や「カード操作方式は既存の学習理論の実践に有効であるか」を明らかにできる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カード操作方式による学習支援システムは,一般的なコーディング主体の学習と同等の学習効果を有しながら,学習時間を短縮できる効率的な学習方法であることが明らかにされた.一方で,その正誤判定は,カード順列の単純マッチングでのみ行われている.そのため,実際のコーディングと同様の対話的なフィードバックを行うことができない.今回,本研究により,カード順列から実際のコードを生成し実行結果をフィードバックできるようになった.これにより,教授者の負担軽減のみならず,実行結果の足場かけの機会としての活用などといった教育の改善が可能となり,カード操作方式の更なる学術的な貢献が可能となった.
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