研究課題/領域番号 |
19K03024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
布山 毅 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 教授 (10336654)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アニメーション教育 / 身体運動イメージ / キネステーゼ / 運動観察 / 運動モルフォロギー / 観察 / メンタルイメージ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はスポーツ科学における身体運動イメージのトレーニング方法をアニメーションの作画指導に応用した教育メソッドと指導支援ツールを開発することを目的とし、その基礎的研究に取り組むものである。学習者がアニメーションの動きを描く上でどのようなメンタルイメージを持つことが適切であり、また適切なメンタルイメージを持たせるためにどのような指導方法が有効かについて、アニメーターへのインタビュー調査や作画時の内観報告の分析、スポーツ科学の知見に基づくメンタルイメージ強化手法の有効性の検証、動きの表現の評価尺度の検討等を通じて取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究はスポーツ教育の知見をアニメーション表現教育に応用する領域横断的研究であり、身体運動イメージに基づくアニメーション表現の指導方法の開発を大きな目的として、その基礎的研究に取り組むものである。学習者がアニメーションの動きを描く上でどのような内的イメージを持つことが適切であり、またそのためにどのような指導方法が有効かを問い、プロのアニメーターへのインタビュー調査、スポーツ教育分野の文献研究とそれに基づく理論的考察、その理論に基づく具体的な指導教材と評価支援ツールの開発等を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツとアニメーションは、身体運動を扱うという共通点があるにも関わらず、これまでその接点を探る試みはほとんど行われてこなかった。本研究は領域横断的アプローチにより、その可能性を探る先鞭をつけたことが第一の学術的意義といえる。AIが映像表現をも自動生成する時代において、アニメーションを含む映像表現全般の教育のあり方が問われているが、そうした中で指針にもなりうる身体性に基づく基礎教育の方向性を示したことは本研究の社会的意義だといえよう。
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