研究課題/領域番号 |
19K03026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
秋元 頼孝 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (00555245)
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研究分担者 |
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (80339621)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英単語 / 記憶 / 脳波 / 分散学習 / 個人差 / 英単語学習 / 習熟度推定 / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
大学生・大学院生を対象として、提示された英単語に対して知っているかどうかの反応を求める課題を行い、簡易脳波計により脳波を計測する。なお、英単語の提示の後に対応する意味が日本語で提示されるため、実験を繰り返すことにより実験参加者はしだいに英単語を覚えていくことになる。本研究では、約10回の実験の間に生じる英単語の学習に伴って脳反応がどのように変化するのかを明らかにする。また、この実験により脳波データを蓄積し、それをもとに機械学習を用いて脳波データから英単語の学習状態を推定する手法の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、大学生・大学院生を対象とし、提示された英単語に対して知っているかどうかを判断する課題を複数日数にわたって行い、脳活動の変化を簡易脳波計を用いて計測した。実験の結果、簡単な英単語と難しい英単語に対する脳反応がシータ帯域やベータ帯域で異なること、約10日間の英単語提示により、難しい英単語のうち実験参加者が記憶した英単語に対する脳反応が、簡単な英単語に対する脳反応に近づいていくことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行った実験は、2秒間呈示される英単語に対してその意味を知っているかを判断し、その後の2秒間で英単語の意味を日本語で2秒間呈示するという、非常に簡単なものである。一回の実験では一つの単語は一度しか呈示されないので、一つの英単語に対する学習時間は、日本語で提示された意味の時間を含めても9日間の実験で合計40秒弱と極めて短い。しかし、実験結果は、このような短時間の呈示であっても回数を重ねることで徐々に記憶されていくこと、それに対応して脳波も徐々に変わることを示している。したがって、本研究の結果は、分散学習の有用性を脳波という客観的な証拠と共に示している。
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