研究課題/領域番号 |
19K03065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
平田 創一郎 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90433929)
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研究分担者 |
高橋 尚子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00408361)
春山 亜貴子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30385174)
田代 宗嗣 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40778619)
半場 秀典 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90634006)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 歯科医学教育 / 技能訓練 / 基礎実習 / 学習環境 / 技能教育 / 自己学習 / 切削技能 |
研究開始時の研究の概要 |
歯を削る技能は、歯科医師に必須だが修得が難しい。歯や模型を実際に削る訓練やシミュレーターは反復継続が難しいことから、我々は安価に反復継続訓練可能な歯科用ハンドピース型技能訓練具を開発した。これは初学者や開発途上国の歯科医師養成にも貢献しうる。初年度は訓練プロトコルの開発と本ツールの改良、2年目は確定した訓練プロトコルによるデータ収集、3年目は本ツールの訓練効果を検証し、海外へと発信する予定である。
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研究成果の概要 |
本研究では、歯や人工歯を実際に削る前に、歯科用ハンドピース型技能訓練具を用いて基礎練習を行うことが技能修得に有効かを検証することを目的とした。歯学部の低学年を対象に本訓練具による自習を行わせたが、COVID-19のまん延による対面授業の中止に伴い、統計学的に有意なサンプル数を集めることができなかった。改良した訓練プロトコルである三次元的な操作について、二次元的な操作のみであった先行研究と同様、継続して自習を行うこと、自習回数が多いことの両方の条件を満たした者が技能向上する傾向がみられた。また、本訓練具を用いた訓練は歯学部低学年の学生の学修意欲を向上させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯学部教育では、実際に患者の歯を削る技能までを修得させる。過去には抜去歯を用いて訓練してきたが、倫理的・衛生的観点から人工歯に切り替えられてきたものの、コストと場所、時間の制約が大きく、技能修得の障害となっている。本技能訓練具は、安価な消耗品でいつでもどこでも頻度高く訓練を行うことが可能である。これは初学者のみならず、教育コストをかけることが困難な開発途上国においても有効な訓練方法である。
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