研究課題/領域番号 |
19K03070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
梶川 裕司 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (40281498)
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研究分担者 |
細川 和仁 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30335335)
村上 正行 大阪大学, 全学教育推進機構, 教授 (30351258)
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30359559)
根岸 千悠 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (60726610)
大山 牧子 神戸大学, 大学教育推進機構, 准教授 (70748730)
西口 敏司 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (80362565)
豊浦 正広 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80550780)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 授業リフレクション / 授業研究 / プレFD / 視線分析 / リフレクション / HMD / 視線情報 / 注視行動 / 授業改善支援 / 授業改善 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,没入型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を活用してVRで適切に授業映像を視聴できる没入型授業リフレクション環境を構築する.その環境では,記録した熟練教員の視線情報などを,初任教員など視聴しているユーザーに伝達することができるようにする.このシステムを用いた授業リフレクション及び教育実習指導・プレFDの方法について開発し,実践・評価を行う.
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研究実績の概要 |
本年度は,授業映像を用いた授業リフレクションに関する研究,視線分析に関する研究を行った.
(1)360度カメラによって記録した授業記録を,授業者自身の授業リフレクションにおいて使用した.これまで,授業者が授業時における授業認知,思考,意思決定について振り返る際,想起することによるあとづけではなく,いかにその時の思考の実際に迫ることができるかが課題となっていた.本実践では,小学校教師に授業後に授業の際の思考についてリフレクションをしてもらい,教師の気づきや効果について検討した.映像の中の自身の様子から,授業過程における思考についてさらなる思考につながったり,新たな発見があった.また,360度カメラによる授業記録は、自分も当然見られてはいることは理解しているが,「いろいろ見ている中の一部」という意識が持てるということであった.これらの結果,360度カメラの映像を用いることによる振り返りのしやすさについて示唆された. (2)大学院生のプレFD研修において,模擬授業の授業映像を振り返ることによって,授業設計や実践に対する意識がどのように変化するか,について検討した. (3)視線情報の分析に関する文献調査を行うとともに,学習者の読書行動と認知スタイル・理解度に着目して、オンデマンド教材における学習者の視線データを分析した.言語型傾向と視覚型傾向によって視聴行動に違いが見られ,理解度に影響を与える行動も異なる傾向があった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
没入型授業リフレクション支援システムの開発が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
授業映像に基づいた授業リフレクションの分析を行い,有効性の検証を行う.没入型授業リフレクション支援システムの開発・改善を検討する.
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