研究課題/領域番号 |
19K03102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 釧路工業高等専門学校 |
研究代表者 |
千田 和範 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (30342562)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 協働学習 / 学習履歴 / 試行錯誤型学習 / ものづくり教育支援 / IoT活用 / プログラミング / タンジブルデバイス / ネットワーク / ビジュアルプログラミング / 協調学習 / 問題解決型学習 / 教育機関連携 / ICT利用 / 遠隔学習 / IoT / ファシリテーション / 学習過程の可視化 / ものづうくり |
研究開始時の研究の概要 |
協働学習の過程において, 問題解決能力は学習者間の事象の把握と意見の統合によるコミュニケーションにより新たな気づきを繰返して課題を解決することで培われる. これまでの研究成果から, 自分や他者が行ってきた学習過程の可視化と共有が自らの知識や経験として習得しやすくなる可能性があること,指導者側から見ても学習過程の可視化が, 学習者の理解度や進捗に合わせた協働学習支援を行いやすくなることなどが分かってきた. そこで本申請ではものづくり協働学習を支援するファシリテーションシステムを開発し, 実践により有効性を明らかにすることを目指す.
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研究成果の概要 |
協働学習の過程で問題解決能力はコミュニケーションなどによる新たな気づきを繰返して課題を解決することで培われる. 申請者が行ってきた実践研究の知見から,学習過程の可視化と共有が自らの知識等を習得しやすくなる可能性があること, 学習過程の類似度から問題解決のため法則を発見しやすくなること, そして指導者側から見ても学習過程の可視化が, 学習者の理解度や進捗に合わせた協働学習支援を行いやすくなるという仮説を立てることができた.そこで本申請において,ものづくり協働学習を支援するファシリテーションシステムの開発を行い,実際に小中学校での協働学習支援の結果から仮説通りの結果が得られたことを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本システムを用いて収集蓄積される多数の学習履歴は教育界で注目されている教育ビッグデータとして見なすことができる. したがって学習履歴から効果的な指導方法を検討可能にするだけでなく, 今世界的に注目されている教育データを解析し活用するラーニング・アナリティクスにおいても,これまで教育データ収集が困難だった協働学習分野における実践例として貢献できたと考えられる.
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