研究課題/領域番号 |
19K03136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
大谷 龍二 群馬大学, 教育学部, 准教授 (40804266)
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研究分担者 |
日置 英彰 群馬大学, 教育学部, 教授 (00208737)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 表現力育成 / 協働的学習活動 / 表現力 / 科学コミュニケーションゲーム / 省察 |
研究開始時の研究の概要 |
生徒同士の深い省察に重点を置いた、科学コミュニケーションゲームによる表現力を効果的に育成するための学習プログラムを開発する。具体的には、生徒の発達段階に応じたゲームの構築、実施プログラム作成を行う。このプログラムに基づいて授業実践を行い、その結果を踏まえ授業を実施するための学習用テキストと教師用指導書を作成しする。最後に研究の成果を学会等で発表し普及を図る。
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研究実績の概要 |
多様な人々との協働がますます重要となる現代においては,自分の考えを的確に相手に伝えるための「表現力の育成」が特に重要である。そこで表現の良いところ,悪いところを学習者自身が深く省察し,実効性のあるPDCAサイクルを回すことができる学習プログラムを立案した。具体的には,科学コミュニケーションゲーム(ブロックや文具などで作成された構造物を文章のみで表現し,別の人がその記述を読み解き構造物の再現を行うゲーム)に効果的に省察を行わせる場面を取り入れ,生徒が楽しみながら取り組める内容とした。 まず,大学生を対象として予備調査を繰り返し行って,課題とする構造物の難易度,ゲームの時間配分,省察の方法,ゲームの評価方法などを検討した。これらの検討結果を踏まえ高校1年生約120名を対象として,本ゲームの有効性を検証した。ゲームにおいて生徒は,与えられた構造物の文章による表現と再現を行った後,表現者と再現者が表現の良かった点,改善すべき点を十分な時間をかけて話し合った。その後一回目とは全く異なる構造物を対象として表現と再現を行った。一回目と二回目ではどちらが正確に構造物の再現が行われたか,生徒の投票によって決定した。その結果,生徒同士の省察が表現力の育成に活かされていることがわかった。また生徒に対する質問紙調査から,他者と協働することで自分にはなかったよりよい表現方法があることに気づいたこと,そしてこのゲームが科学的な表現力の育成に効果があることを実感しながら楽しく取り組んでいたことがみてとれた。
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