研究課題/領域番号 |
19K03700
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田嶌 俊之 京都大学, 工学研究科, 特定研究員 (40437356)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 固体中の欠陥中心 / 量子中継器 |
研究開始時の研究の概要 |
光量子情報通信では情報損失の少ない1.5μm帯域が使用されるが、長距離通信になるとこの帯域でも情報の伝送損失が大きくなり量子中継器が必要となる。量子中継器として期待されるイオンや原子の光波長の多くが可視光波長域にあり、可視光と1.5μm帯域で光波長変換が必要となり情報損失などが懸念される。本研究では、1.5μm帯域で動作が期待される固体中の単一Er欠陥中心が持つ機構を解明し量子中継器としての可能性を検証する。
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研究成果の概要 |
光量子情報通信では、1.5μm帯域が情報の損失が少ないことから情報の伝送で使用される。現在、情報伝送間を中継する装置では可視光波長域を発光するイオンや原子が使用される。そのため、通信上に情報を送るためには可視光と1.5μm帯域で光波長変換が必要となる。本研究では、1.5μm帯域で動作が期待される固体中の単一Er欠陥中心が持つ機構の解明やこれらを量子中継器として活用できないかという課題解決に向けた研究を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安全で安心な生活を築くうえで、情報化社会における正確な情報伝送が行えるシステムの構築は重要な課題である。情報伝送間の損失は少ない方がよく1.5μm帯で直接且つ常温で動作する長距離間を繋ぐ量子中継器は、量子情報通信において重要な課題である。本研究において行った中継器として役立つ可能性がある欠陥中心に対して、1.5μm帯での発光の確認は、この課題解決に向けて進展したことを意味している。
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