研究課題/領域番号 |
19K03944
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鍵谷 将人 東北大学, 理学研究科, 助教 (30436076)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 補償光学 / 低散乱 / 軸外し望遠鏡 / エンケラドス / エウロパ / 噴出活動 / 低散乱望遠鏡 / PLANETS望遠鏡 |
研究開始時の研究の概要 |
ハワイ・ハレアカラに設置が予定されている1.8mの低散乱望遠鏡(PLANETS望遠鏡)を用いて太陽系の氷天体の活動現象の解明を推進する。特に、地表氷面の裂け目から地下海を起源とする水やその乖離性生成物を吹き出す氷衛星に着目し、その噴出(プリューム)活動の変動を数ヶ月以上の期間に渡って捉えることを目的とする。従来の8m級の公募型・汎用望遠鏡では、連続した観測が不可能で、性能の最適化が不十分であった。PLANETS望遠鏡は中口径ながら低散乱で高コントラストな光学系を有し氷衛星からの噴出物を始めとする惑星と衛星近傍の微弱発光の観測に対して自前の連続的観測を可能とする。
|
研究成果の概要 |
ハワイ・ハレアカラに設置が予定されている1.8mの低散乱望遠鏡PLANETSを用いて太陽系の氷天体の活動現象の解明を推進することを目的に、低散乱かつ高コントラストを達成する上で要となる、補償光学を備えたコロナグラフの開発を行った。 我々の開発したT60用可視AOシステムは、140素子のMEMS可変型鏡とShack-Hartmann波面センサを用いた構成をとり、最大600Hzの閉ループ制御を実現した。ハレアカラ60cm望遠鏡に取り付けて補償光学試験観測を行い、590nmにおいて半値幅0.45"となる高空間分解能を達成することが確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハワイ・ハレアカラに設置が予定されている1.8mの低散乱望遠鏡PLANETSを用いて太陽系の氷天体の活動現象の解明を推進することを目的に、低散乱かつ高コントラストを達成する上で要となる、補償光学を備えたコロナグラフの開発を行った。ハレアカラ60cm望遠鏡に取り付けて補償光学試験観測を行い、590nmにおいて半値幅0.45"となる高空間分解能を達成することが確認された。
|