研究課題/領域番号 |
19K04369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 東京電機大学 (2021-2022) 東京工業大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
齋藤 健太郎 東京電機大学, システムデザイン工学部, 准教授 (40756665)
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研究分担者 |
高田 潤一 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90222083)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 無線通信 / 電波伝搬 / 電波伝搬シミュレーション / 物理光学近似 / 開口面法 / ポイントクラウド / ミリ波帯伝搬 / 散乱特性 / 伝搬シミュレーション / 無線ネットワーク / IoT / ネットワーク設計 / 3Dモデリング |
研究開始時の研究の概要 |
超スマート社会の実現に向けて,様々なInternet of Things (IoT)無線ネットワークが構築されている.本研究では必ずしも"電波"に詳しくないユーザに対してネットワーク設計作業を自動化するための研究を行う.複数のレーザスキャナによる計測と電波伝搬チャネルサウンディングを組み合わせる事で対象エリアの完全な環境モデルを構築し,ネットワーク設計に利用する.
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研究成果の概要 |
近年ではInternet of Things (IoT)サービスの普及に伴い,様々なユーザにより無線ネットワークが構築され利用されている.無線ネットワークの構築ではサービスエリアや無線機どうしの無線干渉を考慮して無線機器の配置を行う事が重要であるが,必ずしも"電波"に詳しくないユーザにとって電波伝搬特性まで考慮しながらネットワーク構築を行う事は容易ではない.そのため本研究では,ネットワーク設計支援を行うため,通信が行われる実環境3Dモデル構築と,無線通信品質予測を行う手法について研究を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユーザの通信環境モデル構築と電波伝搬シミュレーションによる通信品質予測手法については様々な研究が行われている.本研究ではレーザスキャナから取得された高精度な環境3Dモデルに対して物理光学近似を用いた伝搬シミュレーションを適用する事で,複雑な形状を持つ家具や屋内構造物が設置される事による伝搬チャネルへの影響を高精度に計算する事ができる.またAperture Field Integration Method (AFIM)法を適用する事で物理光学近似を用いた手法で課題となる計算量を大幅に削減する手法を確立した.本研究成果を用いる事でネットワーク設定支援や設計自動化技術の活用につながる事が期待される.
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