研究課題/領域番号 |
19K04396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
眞田 幸俊 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90293042)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 5G / マルコフ連鎖モンテカルロ法 / 多信号復調 / 大規模MIMO / 格子基底縮小 / チャネル推定 / 超多素子アンテナ / Gibbsサンプリング / 分散アンテナ / ターボ復調 / MIMO |
研究開始時の研究の概要 |
第5世代移動通信システムでは多数のセンサデバイスからの情報を収容し,従来とは違ったアプリケーションのプラットフォームになることが期待されている.そのため基地局では超多素子アンテナを実装し,同時に100以上の信号を受信,復調することが必要である.従来の復調アルゴリズムでは計算量的に同時受信することができる信号数が10程度に限られてしまう.そこで本研究ではマルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて100を超える信号を同時に受信し復調するアルゴリズムを検討する.提案アルゴリズムは確率分布の期待値を簡易的に求める手法であるが,これを信号復調に適用する.
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研究成果の概要 |
第5世代移動通信システムでは多数のセンサデバイスからの情報を収容し,従来とは違ったアプリケーションのプラットフォームになることが期待されている.第5世代移動通信で実用化された超多素子アンテナ基地局を用いれば,同時に100以上の信号を受信,復調することができる.しかし従来の復調方式では,復調のための計算量が膨大なものになる.そこで本研究ではマルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて100を超える信号を同時に受信し復調するアルゴリズムを検討した.特に新しい選択確率分布曲線の提案を行い,復調特性を改善した.また強制的に送信信号ベクトルの要素を変更する方式を提案し,特性を改善した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの研究成果は従来とは違った多数接続アプリケーションのプラットフォームに適用することが期待できる.その例としては工場内の機器を無線でつなぎ,遠隔から工場を制御するスマート工場などが考えられる.このようなプラットフォームに第5世代移動通信で実用化された超多素子アンテナ基地局を用いれば,同時に100以上の信号を受信,復調することができる.
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