研究課題/領域番号 |
19K04426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
丸 浩一 香川大学, 創造工学部, 教授 (00530164)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 計測工学 / 計測機器 / 速度分布計測 / レーザドップラー速度計 / 速度計測 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は,光を用いた非接触な速度分布計測技術として,精密な位置情報取得を可能とする光空間エンコード化と,高精度かつ空間分解能の高い計測が可能な差動型レーザドップラー速度計測技術を利用した手法を提案してきた.本研究では,提案手法を発展させ,高精度で扱いやすい新たな3次元空間速度ベクトル分布計測方法を確立するための技術開発を行い,使い勝手の良い装置を実現するための道筋を模索する.
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研究成果の概要 |
光空間エンコード化と差動型レーザドップラー速度計測技術を利用した3次元空間速度ベクトル分布計測方法を確立するための技術開発を実施した.その成果として,4×4×5の測定点を配置した実験系により提案手法で一速度成分の3次元速度分布計測が可能であることを実証した.また,速度ベクトルの各成分を計測するための測定系を開発した.さらに,集積化の基礎検討としてNb2O5/SiO2系材料を用いた入出射用高効率グレーティングカプラの設計を行い,光学系小型化への見通しを得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の提案手法により,3次元空間内の精密な位置情報取得を可能としたファイバ光学系による扱いやすい3次元速度分布計測装置が実現できる.この結果,産業分野や医療分野等,様々な分野への貢献が期待できる.また,光学系を集積化することで,マイクロ流路等の微小領域で高精度に速度分布を計測するための超小型装置の実現が期待でき,創薬等に利用されるマイクロ流体デバイスの開発等に役立てることができる.
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