研究課題/領域番号 |
19K04467
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
岸 直希 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70470044)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 熱電変換材料 / 透明電極 / 熱電変換 / 電気電子材料 |
研究開始時の研究の概要 |
温度差から発電する熱電発電技術が注目されている。熱電発電素子に軽量・柔軟かつ透明という特徴が加わることにより、設置場所の自由度が広がり、新しい使用用途の開拓が期待できる。本研究では、有機材料・炭素材料をベースとした軽量・柔軟・透明な熱電変換素子の開発を行い、特に熱電変換層材料のスポンジ構造化を試みその特性向上を目指す。
|
研究成果の概要 |
我々は有機系材料やナノ炭素材料を用いた軽量・柔軟・透明な熱電変換素子の実現を目指し研究を行っている。本研究期間では有機系熱電変換材料であるPEDOT:PSSをスポンジ構造化し中空な微細構造を持たせることにより、より軽量性を高めることに成功した。また透明電極として用いる単層カーボンナノチューブ薄膜について分散剤を用いずさらに配向性を高める成膜方法の開発に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で目指す熱電変換素子は軽量・柔軟・透明という特徴を持つ。将来は携帯性が高く折り曲げもできる透明な熱電変換素子としての実用化を目指している。本研究期間においては熱電変換材料における軽量性・柔軟性の改善、また透明電極の特性改善に成功した。この成果により熱電変換層材料および電極材料の作製に対し重要な知見を得ることができ、今後の更なる研究の発展に結びつくものと考えている。
|