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ASR補修対策後の再劣化原因の解明とそれに基づく補修戦略の提案

研究課題

研究課題/領域番号 19K04549
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関金沢大学

研究代表者

久保 善司  金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (50324108)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード維持管理 / ASR / コンクリート / アルカリ骨材反応 / 凍結防止剤 / 表面含浸工法 / 膨張 / 再劣化 / モニタリング / 残存膨張 / 補修 / 補修戦略
研究開始時の研究の概要

コンクリート構造物のアルカリ骨材反応による劣化構造物の補修対策において,対策後の再劣化が生じやすいことは大きな問題となっている.再劣化を生じた原因の究明,および再変状を生じた場合を含めて補修効果の検証も十分になされていない.そのことが補修対策の改善を妨げている要因の一つとなっている.本研究では,北陸地方におけるASR劣化事例を整理し,対策後再劣化した事例の抽出と分析を行い,再劣化原因解明のための詳細調査および室内試験を行う.また,原因解明に基づく各種の補修手法の効果検証を行う.これらの検討結果からより有効なASR補修対策の提案を行う.

研究成果の概要

コンクリートの劣化原因の一つであるASR劣化においては対策後に再劣化を生じた事例が多い。これらの再劣化原因の解明を行うため、補修対策後の構造物の各種調査およびモニタリングを行った。力学的拘束のない表面保護による補修においては凍結防止剤散布下の厳しい環境下においも一定の効果が得られ、確実な効果を得るためには背面側の水分供給を抑制することの重要性が明らかとなった。力学的拘束による対策においては、効果検証のためのモニタリングを組み合わせた維持維持を行うことの重要性が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ASR劣化は対策後に再劣化が生じやすく、維持管理対策が難しい劣化の一つである。他方、再劣化の原因の解明は十分でなく、対策効果の検証が行われた事例は少ない。本研究ででは、補修対策の効果検証に主眼を置き、有効な補修戦略に対する成果を得た。膨大なコンクリート構造物の維持管理において、それらの成果は、ASR劣化構造物のより効率的および効果的な補修対策の選定および実施、さらにはその後の維持管理に関して大きく貢献するものとなる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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