研究課題/領域番号 |
19K04551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
新 大軌 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (70431393)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 建設材料 / 廃棄物有効利用 / 二酸化炭素排出削減 / 資源循環型社会 / 低炭素社会 / 化学混和剤 / 添加剤 / 反応メカニズム |
研究開始時の研究の概要 |
建設産業におけるセメントからのCO2排出量削減と循環型資源有効利用を両立させた我が国の実情に即した汎用型混合セメントを開発することが2030年までの温室効果ガス排出量削減目標を達成するためには急務である。化学混和剤の中にはセメントや混合材自体の水和反応速度を増加させるものが存在することが指摘されているが、化学混和剤を使用して混合セメントの初期強度発現性を改善させようという例はない。本研究では化学混和剤を使用した初期強度発現性を改善させた汎用型混合セメントを開発することを目的として研究を行う。
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研究成果の概要 |
化学混和剤の中にはセメント自体の水和反応速度を増加させるものが存在することが指摘されているが,化学混和剤を使用して混合材自体の反応を促進させ,混合セメントの初期強度発現性を改善させようという例はない. そこで,本研究では,高炉スラグの反応に及ぼすCa系の添加剤の影響について体系的に整理を加え,高炉スラグの反応促進効果の高い無機系添加剤を見出すことを目的とした.また,その反応促進メカニズムについても検討を加えた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学混和剤を使用し初期強度発現性を改善した汎用型混合セメントを開発することが可能となれば,混合セメントの生産量を増加させセメント産業からのCO2排出量削減と循環型資源有効利用を両立させることが可能となる.さらに本研究により開発された技術は諸外国にも移転可能であり,低炭素化社会における海外のCO2排出権の獲得に対しても非常に重要であると考えられる.
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