研究課題/領域番号 |
19K04580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
河村 圭 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (70397991)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 社会基盤施設 / 維持管理 / 点検 / データ管理 / 深層学習 / オープンデータ / 変状図 |
研究開始時の研究の概要 |
老朽化する社会基盤施設の割合が加速度的に高くなることが懸念される中、建設業においては、就業者の高齢化等に伴う現場の労働力不足が懸念されている。さらに点検業務は、定期点検が義務化されており、その生産性向上が強く求められている。このような背景により、我が国の社会基盤施設の点検は、センサやロボット技術の発展に後押しされ、点検現場にて質の高いデジタルデータが生成され、事務所において大量のデータを情報へ変換する時代へと移行している。特に、本研究課題は、光学文字認識技術や深層学習を用いて、デジタルビデオカメラ等により作成された撮影画像展開図からの変状図自動作成の精度向上と時間短縮を目指すものである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、社会基盤施設の定期点検作業の効率化および点検データの活用環境を構築することである。具体的には、トンネル点検作業の撮影画像展開図から変状図を自動作成するための基盤技術となるチョーキング跡の自動検出手法の研究を行った。さらに、本研究では、道路管理者が保有する施設データを効率的にオープンデータ化する手法に関する研究およびプロトタイプシステムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現在の定期点検の生産性向上において、最もボトルネックとなっている課題を扱っており、点検成果物の作成時間を大幅に短縮する基盤技術に関する研究を行った。さらに、定期点検結果など道路管理機関に蓄積されるデータのオープン化システムを提案またプロトタイプシステムを開発しており、今後のインフラメンテナンス工学の発展のために大きく貢献できる。
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