研究課題/領域番号 |
19K04622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
天口 英雄 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 助教 (40326012)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 地理情報システム / 流出解析 / 浸水解析 / 都市流域 / 地物データGIS / ベクトル型土地利用データ / 都市水文 / 都市流域モデル / 浸水解析モデル / ポリゴン型土地利用 / 道路ポリゴン / 洪水流出解析モデル / 農村流域 / 雨水・下水道管路 / 道路ネットワーク / 浸水モデル / 洪水流出モデル / モデルデータ自動構築 |
研究開始時の研究の概要 |
基盤地図情報から洪水流出・浸水予測モデルに用いることができるデータを「高度な地物データGIS)」と定義し、直接流出量および表面流出・雨水管路流・河道流を一体で解析し、内外水が複合的に発生する都市河川特有の状況をシミュレートすることが可能な洪水流出・浸水解析モデルの開発を進めている。現在、対象都市流域の「地物データGIS」の準備には多大な労力が必要であり、新たな流域への適用は困難な状況となっている。そこで本研究では、地盤高,道路および建物などの地物GISデータを活用して、都市流域を対象とした洪水流出・浸水予測モデルのデータ構築手法を提案する。
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研究成果の概要 |
都市流域における雨水流出過程のモデル化として、密集市街地を構成する建物、道路、その他都市特有の土地利用を忠実に再現した「地物データGIS」を用いて、浸水状況を予測するモデルを提案している。しかしながら、浸水評価システムの中核となる対象都市流域の「地物データGIS」の準備には、多大な労力が必要であり、新たな流域への適用は困難な状況であった。本研究では、「地物データGIS」を構成する地物要素を構築するアルゴリズムを確立し、建物1つ1つの情報を用いた都市流域における洪水・浸水モデルを構築し、浸水リスクを評価することを目的とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都市流域の洪水流出解析に用いられる不浸透域情報としては、10mメッシュ土地利用による設定が行われてきたが,予測精度の観点から流域データの高度化が重要であろうと考えられる。ベクトル型による土地利用情報(高度な地物データGIS)は、データ入手の制約条件やその処理が容易ではないため、十分に活用されていない。本研究は、基盤地図情報などから膨大な作業時間を必要とせずに対象流域の雨水管路網データを構築することや、また、道路・河道要素の地盤高を推定手法について着目した研究はほとんどなく、これらの手法を用いて都市を含む流域の洪水・浸水解析モデルデータについて検討したものである。
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