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自動運転社会への過渡期における交通安全対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K04648
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22050:土木計画学および交通工学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

濱岡 秀勝  秋田大学, 理工学研究科, 教授 (70262269)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード交通安全 / 脳波 / ドライビングシミュレータ / 自動運転 / 安全対策 / 注意力低下 / 漫然状態 / 自動車運転 / フーリエ変換
研究開始時の研究の概要

自動運転は様々なメリットを創出するが、それが最大限の効果を生み出すのは、自動車が全て自動運転となった場合であり、その過渡期には、自動運転から手動運転への変化への対応や、通常車両との混在による速度分散の増加など、安全上の問題が生じる。したがって、過渡期においても安全な道路空間とするには、これらを未然に防ぐ方策を検討する必要がある。
このような状況を踏まえ、本研究では、自動運転の過渡期における安全性確保のため、ドライバーの注意力維持方策、異なる特性を持つ車群内の安全対策などの分析を行う。これら分析結果を総合して、過渡期であっても安全性の維持された道路空間の創出方法を提示する。

研究成果の概要

近年、暫定二車線高速道路にはワイヤーロープが整備され、正面衝突事故の危険性は大きく低下した。しかしながら、軽微な接触事故は多く発生しており社会問題となっている。その原因として運転者の注意力低下が考えられるため、本研究では脳波計測に基づきその定量化を試みた。アルファ波の周波数を三分割する方法の提案により、ある程度の注意力低下状況を明らかにすることができた。この結果を踏まえ、ワイヤーロープ接触事故防止対策をDSを用いた被験者実験により評価したところ、本研究で提案する道路上に緑線を示し走行位置を支援する誘導線が最も良い結果であることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、最終的に暫定二車線高速道路に整備されているワイヤーロープへの接触事故防止対策を提示できたことにある。運転中の左右ブレを減少させ、安定的にワイヤーロープから離れて走行できる環境を構築できたことは、今後の交通事故減少に大きく貢献する。一方で、暫定二車線高速道路では橋梁やトンネル部など、まだワイヤーロープが整備されていない区間もあるため、そこへ導入することも考えられる。仮に導入されたた場合は、暫定二車線区間のすべてが誘導線となるため、運転者にとって位置合わせのためのストレスが大きくなる(疲労感が高くなる)恐れもある。今後は、それも軽減できる対策を検討していゆきたい。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ドライビングシミュレータを用いたワイヤロープ区間の安全対策の評価2023

    • 著者名/発表者名
      阿部舜也
    • 学会等名
      土木学会東北支部
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 高速道路走行時の漫然運転が脳波に与える影響の分析2021

    • 著者名/発表者名
      安養寺巧人、浜岡秀勝
    • 学会等名
      土木学会東北支部技術発表会論文集
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 脳波を用いた高速道路走行時の漫然運転について2020

    • 著者名/発表者名
      大濱駿輔、浜岡秀勝
    • 学会等名
      2019年度土木学会東北支部技術研究発表会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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