研究課題/領域番号 |
19K04673
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
|
研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
井口 晃徳 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 准教授 (60599786)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 嫌気性廃水処理 / 未培養微生物 / 下水処理 / 化学物質分解 / 分離培養 |
研究開始時の研究の概要 |
嫌気性廃水処理プロセスに生息する機能上重要と考えられる未培養微生物の分離培養を行う。環境ゲノム情報には補完できない、生きた微生物ならではの機能や表現型を解明し、将来的には全く新しいアプローチによる嫌気性廃水プロセスの効率化や最適化に資することを目的とする。培養困難な微生物を分離培養に挑戦する本研究は、水処理に限らず、病原性微生物を取り扱う医療分野、品質管理を伴う食品分野など様々な分野への応用も期待できるものと考えている。
|
研究成果の概要 |
嫌気性廃水処理プロセスに生息する機能上重要と考えられる未培養微生物の分離培養とその生理学的諸性質の調査を実施した。具体的には、申請者らによって分離培養を行ったCloacimonetes候補門細菌とCryosericota候補門細菌の生理学的諸性質の調査と、水酸化テトラメチルアンモニウム分解メタン生成古細菌およびモノエタノールアミン分解細菌の分離培養を行い、その菌学的な特徴づけを行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタン発酵プロセスに代表される嫌気性廃水処理プロセスは省エネ・低炭素な廃水処理方法として認知されている一方、多様な未知の嫌気性細菌群によって遂行されていることから、その詳細なメカニズムは不明のままである。本研究は、嫌気性廃水処理プロセスにおいても機能上特に重要と考えられる、これまで全く分離例の存在しない微生物を分離培養し、その性質を明らかにしている。本研究の成果は将来的に嫌気性廃水処理プロセスの効率化や高度化に資するものと考えている。
|