研究課題/領域番号 |
19K04733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
小林 謙介 県立広島大学, 生物資源科学部, 准教授 (30581839)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ライフサイクルアセスメント / 環境影響評価 / 建築 / 住宅 / CO2排出量 / マルチクライテリア / データベース / 建築・住宅 / バックグラウンドデータベース / ツール |
研究開始時の研究の概要 |
環境影響を定量化するLCAは、以前にも増して必要性が高まっている。建築分野では、省エネ・省CO2の視点のみで分析されることが多いが、マルチクライテリア(多様な環境負荷物質を評価すること)での評価が本来の姿と認識する。これまでに、実態調査で、建築物は評価の考え方が難しい、こだわりを反映できる原単位がないなど、一層の普及への阻害要因が多いことを示してきた。本研究では、マルチクライテリアでの評価を前提として、(a)建築物評価用の指針の提案、(b)設計のこだわりを反映できる原単位データベースの提案・構築、(c)作業負荷を極力軽減できる評価ツールの提案・構築を実施する。またその成果物を公開する。
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研究成果の概要 |
環境影響を定量化するLCAは、以前にも増して必要性が高まっている。建築分野では、省エネ・省CO2の視点のみで分析されることが多いが、マルチクライテリア(多様な環境負荷物質を評価すること)での評価が本来の姿である。そこで、マルチクライテリアでの評価を前提として、(a)建築物評価用の指針(評価ルール)の提案、(b)設計のこだわりを反映できる原単位データベースの提案・構築、(c)作業負荷を極力軽減できる評価ツールの提案・構築を実施した。本成果を踏まえた指針・データベース・ツールは、いずれも日本建築学会LCA小委員会に活用提案した結果、承認されて当該小委員会のウェブサイトで公表された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CO2排出量などの環境負荷量を定量する方法の一つにLCAがある。LCA実施には評価の考え方を示す指針、算定用いる原単位データベース、評価作業を効率化するためのツールが不可欠である。しかし、研究開始当初はこの整備が不十分だった。特にCO2以外の多様な環境影響については検討事例も十分ではなかった。 本研究での事例評価を通して、多様な環境負荷物質についても傾向を把握できた。このように、総合的な観点で建築物の環境負荷削減の在り方を考えられた点で、独自性が強い。また、一般社会でも活用できるよう、申請者の研究蓄積を生かし、指針・原単位・ツールを研究・開発できた点が独創的である。
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