研究課題/領域番号 |
19K04777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
垣野 義典 東京理科大学, 創域理工学部建築学科, 教授 (60385523)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 主体的・対話的学習 / ICT / 学校建築 / フィンランド / オランダ / ウィーン / 学習空間モデル / 学習空間 / 主体的対話的学び / アクティブラーニング / 主体的対話的で深い学び / 小学校 / フィンランド |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、オランダ、フィンランド、荒川区の事例を比較することで、より日本の教育現場に活かせる建築計画的要件を明らかにでき、独自性・創造性が高いと判断される。よって各事例の学習空間を調査、比較検討する中で、以下2点を明らかにし提示する。 ① 科目別・学年別にみたICTの活用方法および ② 科目別・学年別にみた「主体的・対話的学習」に対応した空間計画方法
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研究成果の概要 |
本研究は、2020年より日本の小中学校で順次導入されてきた「主体的・対話的学習」およびICT活用を行うことに対し、どのような空間的解答がのぞましいか検証するものである。そのために、一斉授業から個別学習へと大きく教育内容を転換し、ICT を活用している国にフィンランド・オランダを先駆国と位置づけ、両国の小学校において、行動観察調査を継続的に行った。そして、これらの行動記録をふまえ「主体的・対話的学習」の導入にあわせ、どのような学習空間計画が要件となるかを検証した。これらの結果は、「北欧、オランダにおける5つの学校モデルを横断してみる学習空間」として、5つの学習空間モデルの提言とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、2020年に指導要領改訂されたことをうけ、「主体的・対話的学習」および学習場面におけるICT活用の方法の模索が2024年現在も続いている。「主体的・対話的学習」を導入してきた先駆国フィンランドやオランダの学校空間において、現場における行動観察を通して得られた本研究結果は、教室を中心とする学習空間モデルへとまとめられた。これらの結果は、「北欧、オランダにおける5つの学校モデルを横断してみる学習空間」として、文部科学省の催しにて講演するとともに、文部科学省の「学校施設の質的改善・向上に関するワーキンググループ」におけるアイデア提供にも活かされた。
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