研究課題/領域番号 |
19K04864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
松倉 洋史 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (30373418)
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研究分担者 |
間島 隆博 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (30392690)
荒谷 太郎 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (60610326)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フェリー/RORO船隊輸送 / プッシュ型支援物資輸送 / 輸送シミュレーション / シナリオ分析 / AIS / 同時多発災害 / 南海トラフ地震 / 半割れ / 支援物資輸送 / フェリー/RORO船 / 災害シナリオ / 支援物資輸送シミュレータ / 広域災害 / 災害支援物資 / 海上輸送 / 確率論的安全評価 |
研究開始時の研究の概要 |
超広域災害発生直後には大量の支援物資を迅速に輸送する必要がある。その際、様々な状況にも柔軟に対応可能なよう、予め海上輸送も活用した輸送システムを計画しておき、状況に合わせて柔軟に輸送を行うことが望ましい。しかしその分析手法は得られていない。本研究では南海トラフ地震を想定し、日本全体を対象に輸送計画機能を持つ複合一貫輸送シミュレータを開発し、分析手法を研究する。これにより様々な災害シナリオに対し、発災前に総合的に効果の高い対策を選んだり、発災後に取るべき基本輸送戦略の知見を得る方法の取得を目指す。
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研究成果の概要 |
南海トラフ地震等の巨大かつ超広域の災害では甚大な被害が予想されており、発災直後に大量の支援物資を迅速に輸送する必要がある。この様な災害に備えるには様々な被災状況に柔軟に対応可能なよう、予め海上輸送も活用した冗長性の高い輸送システムを用意しておき、状況に合わせ柔軟に組合せて輸送を行うことが望ましい。 本研究ではまず発災直後に被災から免れて利用可能なフェリー/RORO船の分析を行い必要な船腹量を利用できることを示した。続いて非被災港の利用を中心とするフェリー/RORO船隊輸送を想定すると共に、複合一貫輸送シミュレータを用いて超広域震災時の支援物資輸送の各種シナリオを分析することでその有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
阪神淡路大震災や東日本大震災を契機に、震災後の船舶利用について各種の調査報告・研究等がおこなわれてきた。しかし、南海トラフ地震等の超広域災害を対象に日本全体の基幹部分の支援物資輸送を取り上げて、大規模な海陸併用輸送を評価した研究はこれまで行われていない。このような海陸を統合した支援物資輸送を扱った研究は、災害後の被害抑制に資するだけでなく、他の島嶼国家にとっても参考となる要素が大きく有用な先行事例となると期待できる。
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