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コネクタレス海洋探査システムの開発に向けた基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K04876
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分24020:船舶海洋工学関連
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

石渡 隼也  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 研究プラットフォーム運用開発部門, 技術主任 (60834645)

研究分担者 井上 朝哉  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 研究プラットフォーム運用開発部門, 主任研究員 (10359127)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード非接触伝送 / 伝送効率 / 伝送コイル / 海中コネクタ / 掘削 / 非接触給電・通信同時伝送
研究開始時の研究の概要

地震計測等を目的とした海中構造物からのデータ抽出や給電は、主に海中無人探査機にて海中着脱コネクタを接続して行われるが、専用マニピュレータと高度な操作技術が要求される。さらに浸水のリスクがあり、着脱コネクタ以外の一般の海中コネクタも同様の問題が存在する。
海中のコネクタ接続の問題解決に向け、本研究は非接触伝送技術を用いて海中探査機および海中構造物から構成される海洋探査システムをコネクタレス化することを図った「コネクタレス海洋探査システム」を提案する。システム開発に向け「海中の単段・多段および直列・並列を組み合わせた複雑な構成」による非接触伝送技術の基礎研究を行う。

研究成果の概要

海洋探査機器等で用いられる海中および海中着脱コネクタ浸水への問題解決のため、コネクタを非接触コイルに置き換えることでコネクタを排することを図ったコネクタレス海洋探査システムを提案し、システム実現に向けた基礎研究を実施した。
本研究において、異なる径同士や多対一といった様々なコイル関係における伝送特性、耐圧容器に使用される金属や海水が伝送効率に与える影響、その影響抑制対策効果等をシミュレーションや実験等により評価した。
これらの結果を用いて、母船、ROVおよび海中構造物で構成されるコネクタレス海洋探査システムにおける実現性を考察した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現状の海洋探査システムにおけるコネクタ浸水という問題に対する抜本的な対策として、非接触伝送技術を用いてコネクタを排することを図ったコネクタレス海洋探査システムを提案し、シミュレーションおよび実験により、基礎的な伝送特性を明らかにし、システムの実現性を考察した。
この成果により、海洋探査における運用面および費用面の向上に資するコネクタレス海洋探査システム開発が期待される。また、本研究で得た並列構成や超多段システムにおける非接触伝送の基本特性は、海洋探査システムのみならず、コネクタにて給電および通信を行う他分野へでの活用が期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] コネクタレス海洋探査システム開発に向けたシステムの実現性評価2021

    • 著者名/発表者名
      石渡隼也、井上朝哉、粟井郁雄
    • 学会等名
      令和3年日本船舶海洋工学会秋季講演会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] コネクタレス海洋探査システム開発に向けた非接触伝送特性の周囲環境の影響考察2020

    • 著者名/発表者名
      石渡隼也、井上朝哉、粟井郁雄
    • 学会等名
      令和2年日本船舶海洋工学会秋季講演会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 海中における多段式非接触伝送技術の基礎検討2020

    • 著者名/発表者名
      石渡隼也、井上朝哉、粟井郁雄
    • 学会等名
      第2回水中無線技術研究会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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