研究課題/領域番号 |
19K05225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28040:ナノバイオサイエンス関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
堀口 諭吉 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (50609758)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオセンサー / ウイルス / 微量分析 / 界面 / シアル酸 / 表面修飾 / 人工知能 / 迅速検査 / ナノテクノロジー / 微粒子 / 表面化学 / ポア計測 / 分析化学 / ナノ材料 / コロイド / ナノ界面 / ナノ粒子 / 細孔電気抵抗法 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、高機能な細孔電気抵抗法の技術により、ウイルスや細胞外小胞といった生体由来の微粒子を1つ1つ数えることが可能となっている。一方で観測された生体微粒子が何であるかを特定することは難しいため、検出したい生体微粒子を選択的に捕捉可能な受容体を有するナノスケールの材料や表面の開発を行う。これによる次世代型の疾患検出システム等の創出を目指す。
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研究成果の概要 |
細孔電気抵抗法(Resistive Pulse Sensing、RPS、ポア計測)は、通過する微粒子を1つ1つ計測することが可能な技術であり、微量分析技術へと応用が期待できる。そのため、ウイルスや細菌といった病原性微粒子の早期検出や、がん由来の微粒子測定による早期診断などへの利用が期待できる。一方で、ポア計測は生物学的情報を得ることはできないため、本研究では機能性ナノバイオ界面を創製し、これを生体微粒子解析技術へ応用することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では機能性界面により、汚れが付着しにくい表面の作製や、ウイルスを捕捉する表面を作製することができた。この機能性界面を用いることでポア計測の際に孔が詰まるのを防ぐことができたほか、ウイルスがポア表面に捉えられる様子を計測することに成功した。また、がん由来の生体分子検出に有効な機能性界面の創製も実現した。これらの成果は、新しいウイルスの迅速診断やがんの早期検出に結びつく有望な技術となりうる。
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