研究課題/領域番号 |
19K05520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
鈴木 正康 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (70226554)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 表面プラズモン共鳴 / 表面プラズモン増強蛍光 / 長距離伝搬表面プラズモン / バイオセンサ / 細胞分析 |
研究開始時の研究の概要 |
同じ近接場領域の屈折率・誘電率と蛍光を可視化できる、表面プラズモン共鳴(SPR)イメージングと表面プラズモン増強蛍光(SPEF)イメージングを同時測定し両画像を合成するハイブリッドイメージング法を実現する。SPRセンサ基板にフッ素樹脂Cytopの層を挿入することで、SPR角をシフトさせて従来金薄膜では不可能であった500nm以下の光源を用いたSPR測定を実現すると共に、長距離伝搬表面プラズモン効果により高感度化し、SPR、SPEFの同時測定を実現する。さらに本法を細胞膜応答過程のイメージング等へ応用する。
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研究成果の概要 |
表面プラズモン共鳴(SPR)画像と、表面プラズモン増強蛍光(SPEF)画像を、同時測定し、それらを合成することで同じ近接場領域の屈折率・誘電率と蛍光を可視化できるハイブリッドイメージング法を開発した。SPRセンサ基板にフッ素樹脂Cytopの層を導入して、SPR角をシフトさせ、従来金薄膜では不可能であった500nm以下の光源を用いたSPR測定を実現すると共に、長距離伝搬表面プラズモン(LRSP)効果により、SPR、SPEFを高感度化し、SPR、SPEFの同時測定と両画像のハイブリッド化を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した表面プラズモンハイブリッドイメージング法はSPRイメージングの細胞応答研究ツールとしての有用性を飛躍的に向上させる。また細胞膜が関与する応答現象、シグナル伝達機構の研究や、アポトーシスやオートファジーなど細胞のダイナミックな変化の研究に有用である。また神経科学研究の有用なツールと考えられるので脳科学への貢献も大きい。社会的にも副作用の少ない分子標的薬の開発やアルツハイマー病などの脳疾患の治療薬の開発にも大きく貢献すると考えられる。
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