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着せ替え可能なオンデマンド多機能ウイルス様ナノ粒子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K05708
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

中道 優介  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (20751217)

研究分担者 宮崎 直幸  筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 助教 (00634677)
東浦 彰史  広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (90598129)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード多機能ナノ粒子 / ウイルス / キャプシドタンパク質 / ウイルス様ナノ粒子 / 正二十面体対称キャプシド / ナノ粒子 / VLP / 多機能性 / ウイルスナノ粒子
研究開始時の研究の概要

ウイルスは、重篤な感染症を引き起こす病原体である一方で、ウイルスベクターやワクチンなどのバイオマテリアルとして利用されてきた。近年では、その特徴的な構造から、ドラッグ・デリバリー・システム用のキャリアなどのナノ材料としても期待されている。本研究では、ウイルスが有する正二十面体対称の2重殻キャプシドを基に、ウイルス粒子の新たな利用法を開発する。具体的には、交換可能かつ複数の異なる機能を同時に有するウイルス様ナノ粒子(Multi-functional Virus-like Nanoparticle: MVNP)を開発する。

研究成果の概要

イネ萎縮ウイルスが有する正二十面体対称の二重殻キャプシドを基に、交換可能かつ複数の異なる機能を同時に有する多機能ウイルス様ナノ粒子の開発を進めた。
研究の結果、イネ萎縮ウイルスのキャプシドをベースとして、粒子表面の特定の位置に、異種タンパク質を3個×20ヶ所に提示したウイルス様ナノ粒子を作製することができた。また、当該ウイルス粒子を用いて、単一の粒子の表面に同時に2種類以上の異種タンパク質を提示することが可能であることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発したナノ粒子は、粒子の構造形成機序が厳密に制御されていることから、均一性が高く、また結合異種タンパク質間の距離をリンカーの長さで容易に制御可能である。従って、FRET等を用いた検出試薬や高効率な連続反応の反応場としての応用が期待できる、さらに、遺伝子組換え系により調製可能であることから、粒子内部の特性を改変することで、将来的にはナノキャリアやナノリアクターとしての機能を付与できると期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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