研究課題/領域番号 |
19K05730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
愛場 雄一郎 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (10581085)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DNA / PNA / ペプチド核酸 / インベージョン / 核酸 / 遺伝子 / ゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
生体内のゲノムDNAは、生命の設計図であり、そこから産生されるタンパク質が厳密に制御されることで、複雑な生命現象を構築している。本研究では、人工核酸と呼ばれる化学的に改変したDNAを利用して、ゲノムDNAを配列選択的に認識する新規技術を開発することを目指す。最終的には、本手法を利用することで、生命現象の解明や病気の治療法の開発などにつなげていきたいと考えている。
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研究成果の概要 |
生体内の2本鎖DNAを自在に認識することが出来れば、遺伝子発現やそれに伴う生命機能の制御が可能となる。つまり、様々な生命現象の解明や遺伝子病の治療など、幅広い応用が期待される。このように、2本鎖DNAを配列選択的に認識する手法は、核酸研究における基盤技術として、その高い応用性が期待されてきた。本研究では、ペプチド核酸(Peptide Nucleic Acid、PNA)と呼ばれる人工核酸を用い、新たな2本鎖DNA認識技術(インベージョン)の構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において開発したペプチド核酸(PNA)による2本鎖DNA認識技術は、従来高いDNA認識効率を達成するうえで必要不可欠であったPNAへの化学修飾を不要とし、より簡便なPNA合成を達成している。これにより、付随する様々な障壁を取り払うことで、PNAによる2本鎖DNA認識手法(インベージョン)がより応用研究に適応しやすくなり、その汎用化が期待される。
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