研究課題/領域番号 |
19K05851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
安齊 洋次郎 東邦大学, 薬学部, 教授 (20318299)
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研究分担者 |
福本 敦 東邦大学, 薬学部, 講師 (50516391)
飯坂 洋平 東邦大学, 薬学部, 講師 (40770425)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 多機能型酵素 / チトクロームP450酵素 / マクロライド系抗生物質 / 生合成 / 反応制御 / 多機能型P450 / レドックスパートナー / mycinamicin / 融合型酵素 / マクロライド抗生物質 |
研究開始時の研究の概要 |
チトクロームP450酵素(P450)による酸化反応は抗生物質の構造の多様性を引き出すとともに抗菌活性に大きな影響を与える。マクロライド抗生物質mycinamicinの生合成に関与するMycGは多様な酸化反応を複数回触媒する多機能型P450である。それぞれの酸化反応に関与するアミノ酸残基の同定などの結果から導き出された変異型MycG、P450の反応に必須である電子伝達タンパク質を更に融合した変異型MycGの有用性を検討することで、多機能型P450の産業応用へ繋げるための新たな知見を得る。
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研究成果の概要 |
Micromonospora griseorubida A11725が生産するマクロライド系抗生物質mycinamicinの生合成における複数種類の酸化反応に関与する多機能型チトクロムP450酵素MycGの反応制御を試みた。生合成中間体であるmycinamicin-Ⅴ(M-Ⅴ)のエポキシ化が滞る3種類のMycG変異体をMycG変異体ライブラリーから取得した。MycG変異体V135G/E355Kをコードする遺伝子をmycG破壊株M. griseorubida TPMA0025へ導入したM. griseorubida TPMA0075は野生株やコントロール株よりもM-Ⅴを10~40倍多く生産した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数種類の触媒反応を示す多機能型酵素の部分的な触媒反応の制御は、酵素反応や発酵における目的化合物や稀少化合物の効率的な取得や生産に繋がる。
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