研究課題/領域番号 |
19K05943
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2022) 東京大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
下遠野 明恵 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任講師 (70647544)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 幹細胞 / 発生・分化 / 植物ホルモン / 低分子タンパク質 / 転写因子 / 複合体 / 発現制御 / 植物 / シグナル伝達 / 環境 / 生理学 / 分子生物学 / 応用分子細胞生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、植物の幹細胞の維持に関わる因子群の分子ネットワークを詳細に明らかにすることにより、動植物の幹細胞維持過程における相違や植物幹細胞の独自性を明らかにすることを目的とする。さらに、環境刺激に応答した幹細胞形成に関わる新規制御因子の同定を目指す。本研究で得られる知見は、変動する環境下で幹細胞を永続的に維持する植物において、その生存戦略を支える、根源的な分子メカニズムの解明につながると期待される。
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研究成果の概要 |
申請者は根の幹細胞形成に関わる鍵転写因子複合体のコアタンパク質を特定しており、本研究ではこの制御機構を司る新たな構成因子の同定とその作用機序の解明を行うことを目的とした。コロナ禍で予定外の長期間にわたって研究活動に対する制限があったものの、MS解析に必要な試料の準備と植物細胞からのタンパク質複合体精製の予備実験・本実験を終え、転写因子間の相互作用を生体内でとらえるツールの開発にも成功たことから、我々の概ねの目的を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、植物の幹細胞化に必要不可欠な転写因子群が、生体内でどのような制御を受けているのかを示すことに成功した。今後は、これらの制御因子機能の発揮に至る分子機序を詳らかにすることによって、植物がもつ永続的な幹細胞能力の謎の解明につなげることが期待できる。
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