研究課題/領域番号 |
19K06011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
立澤 文見 岩手大学, 農学部, 教授 (30320576)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 花色 / 花色素 / アントシアニン / 園芸学 |
研究開始時の研究の概要 |
主要な春用花壇苗5品目の現存する品種の花色素分析と、それらを用いた分光分析による花色の発色機構の解明を行うことにより、「花色と花色素の体系化」による現存する品種には無い新花色品種を効率よく育成するための園芸科学における新領域を開拓する。さらに、早春に少ない赤色味が強く暖かさを感じる新花色品種や、晩春から初夏に青色味が強く涼しさを感じる新花色品種を育成し、フラワーセラピーを利用した社会貢献を目ざす。
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研究成果の概要 |
主要な春用花壇苗(プリムラ、ロベリア、バーベナ、およびキンギョソウ)の花色と花色素の分析により、フラボノイドの分子間コピグメンテーション、分子内コピグメンテーション、アントシアニン濃度の変化、pHの変化、およびアントシアニジンの種類による花色への影響が、各品目で体系的にまとめられた。これらは、今後の春用主要花壇苗の新花色品種育成に有効な基礎データであると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
花卉作物の新品種育成は盛んであるため、それらの花色は野生植物よりも非常に多彩である。特に需要の高い品目は育種が活発に行われ、品種数が多い。しかし、花色の成因の複雑さに対して表現型が単純なため同一品目のシリーズ間で類似花色の品種が多く、消費者にとって花色から見た品種の選択肢は限られた範囲にとどまっている。そこで、本研究では主要な春用花壇苗品種の花色素分析と、それらを用いた分光分析による花色の発色機構の解明を行うことにより、「花色と花色素の体系化」による現存する品種には無い新花色品種を効率よく育成するための園芸科学における新領域を開拓する。
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