研究課題/領域番号 |
19K06018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
福田 文夫 岡山大学, 環境生命科学学域, 准教授 (60294443)
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研究分担者 |
河井 崇 岡山大学, 環境生命科学学域, 助教 (90721134)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 音響振動法 / 内部生理障害 / 一点式音響振動装置 / モモ / 核割れ / 水浸状果肉褐変症 / 新規管理技術 / 非破壊判別 / 果実生理障害 / 収穫熟度評価 / モバイル型音響装置 / 核割れ果 / 果肉障害果 / モモ果実 / 生理障害 / 果実熟度 |
研究開始時の研究の概要 |
モモ果実発育中に、果実内部で生じ、樹上で進行することから研究しづらかった生理障害の発生や果実熟度の進行を調査するために、樹上で利用し易い音響振動測定装置を用いて、果実に音による振動を与えると、その硬さや内部の異常によって、震える周波数が変化する音響振動法によって樹上で非破壊的に判別する方法を確立することを目指す。この手法を用いて、モモにおいて内部障害の1つの「核割れ」の発生時期や原因の解明を行うとともに、収穫時期がわかりづらい晩生品種の果実熟度変化を明らかにして、モモ果実生産の高品質化を進める。
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研究成果の概要 |
一点式音響振動装置による音響振動法の利用により、果実内部に発生する生理障害の核割れと水浸状果肉褐変症の発生を調査した。核割れは、先行研究と同様、共鳴周波数の比でその発生を判別できたが、果実毎に6月末まで散発したことから、7月初めの判別で、核割れ果の混入を10%未満にすることが可能であった。また、水浸状果肉褐変症は、その発生によって軟化するため、共鳴周波数が正常果よりも低いことが示された。モバイル型音響振動装置によって果実袋上から共鳴周波数を調査することができ、収穫熟度を精度よくコントロールできたことから、障害果を含まない共鳴周波数の範囲を設定して、障害果の混入なく、高品質果実を採取できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外観からわかりづらい内部障害の発生を、簡便に樹上で理解できる手法が明らかになったことは、内部障害の発生様相や障害果の発生軽減につながる知見を得る上で重要なツールになると考えられ、学術的意義を有すると考える。 また、本成果は、直ちに、モモ栽培においても、生理障害果の混入を抑制する実用性を有していて、この間、栽培に用いることができる音響振動装置も開発されてきたことから、社会的意義も大きいと考えている。
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