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ダリア露芯花の発生メカニズムの解明に基づく露芯花発生低減方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K06019
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

後藤 丹十郎  岡山大学, 環境生命科学学域, 教授 (40195938)

研究分担者 田中 義行  京都大学, 農学研究科, 准教授 (20704480)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード露芯花 / 発育ステージ / 舌状花 / 管状花 / 夜温 / AGAMOUS(AG)-like / CYCLOIDEA2(CYC2)d / 露心花 / 光強度 / 植物ホルモン / ダリア / 高温長日
研究開始時の研究の概要

本研究では,ダリア露心花の発生メカニズムを解明するとともに,露心花の発生を減少させる最も実用的な方法を開発する.
発生メカニズムの解明としては,露心花の発生条件下における各種植物ホルモンの消長や舌状花と管状花の遺伝子発現を精密に調査することで,その発生の仕組みを明らかにする.
露心花の発生を減少させる実用的な方法開発としては,環境条件制御,植物成長調節物質散布などを組み合わせて比較実験を行い,最も発生軽減効果の高い方法を明らかにし,切り花形質を低下させない最も効果の高い栽培方法を確立する.

研究成果の概要

夜間冷房により切り花品質が向上するとともに,舌状花数が増加することで露芯花の発生抑制にも効果があることが示された.夜温25℃でも露芯花の発生を抑制できる可能性が示された.発達ステージの後期においてCYCLOIDEA2(CYC2)dおよびAGAMOUS(AG)-likeの発現量に処理区間で有意な差があった.CYC2dは高温区と比較して涼温区で発現量が高く,AG-likeは発現量が低かった.したがって,外気温によるこれらの遺伝子の発現量の変化が露芯花の発生と関連している可能性が示された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

ダリアの露芯花に関する研究は,古くから現在に渡って行われているが,抜本的な解決策は見つかっていない.これまでに行われてきた研究は,基本的には低温短日期の発生を長日処理で抑制する方法の開発であり,高温長日期の発生を抑制する研究はほとんど見られない.また,植物成長調節物質散布で舌状花と管状花数が変動する文献も見られない.ダリアは周年生産されるため,高温長日期に舌状花数を増やし,露芯花の発生を軽減する方法を見出す必要がある.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 夏季の夜間冷房温度と時期がダリアの露芯花の発生に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      小川鈴・松嶋大貴・北村嘉邦・田中義行・安場健一郎・吉田裕一・後藤丹十郎
    • 学会等名
      園芸学会令和4年度秋季大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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