研究課題/領域番号 |
19K06107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大窪 久美子 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (90250167)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 草原生態系 / 半自然草原 / 生物多様性保全 / 環境評価 / 植生 / 指標種 / 蛾類 / オサムシ科 / 生物多様性 / 保全生態学 / 霧ヶ峰 / 阿蘇くじゅう国立公園 / 草原性植物 / 霧ケ峰 / 保全生態 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は半自然草原の草原生態系において、蛾類等の新規指標種を用いることにより、従来よりも的確で、かつ詳細な環境評価および生物多様性評価の手法を開発することである。さらに本手法を用いることにより、半自然草原の自然再生および保全策を検討することに寄与することである。草原生態系の独自性は高く、特に大陸由来の草原性生物種から構成される希少な自然であり、従来用いられてきたチョウ類のみならず、より多様性が高い蛾類等の新規指標種による手法を開発することで、より複雑な種間関係などを適正に評価できる。
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研究成果の概要 |
草原生態系における生物多様性の低下が問題となっているが、自然再生を図る際に必要な生物多様性や環境の評価手法はチョウ類等のみが用いられており、より複雑な生態系を評価し得る新規手法の開発が求められる。本研究では日本を代表する草原景観を有する霧ヶ峰や阿蘇久住で、多様性が高いが、まだ知見の少ない蛾類やオサムシ科を新たな指標種として選抜し、草原生態系をより的確に評価する手法を開発するための基礎的知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は草原生態系において、蛾類等の新規指標種を用いることにより、従来よりも的確で、かつ詳細な環境評価および生物多様性評価の手法を開発する基礎的知見を得たことである。さらに最終的には草原の自然再生および保全策の検討に寄与することである。従来用いられてきた分類群以外で、より多様性が高い蛾類やオサムシ科甲虫が新規指標種として有用であることが示されたことは学術的成果として高く評価される。
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