研究課題/領域番号 |
19K06116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
高山 成 大阪工業大学, 工学部, 教授 (40403373)
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研究分担者 |
木村 玲二 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 准教授 (80315457)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 天然記念物鳥取砂丘 / 景観保全活動 / 砂面変動 / 地理情報システム / 環境リモートセンシング / UAV / 空撮測量 / 人工衛星リモートセンシング / 無人航空機(UAV) / 砂丘地の管理 / 景観保全 / リモートセンシング / 人工衛星 / GIS |
研究開始時の研究の概要 |
砂丘地における無人航空機(UAV)による空撮に基づいて,砂面変動と植被率の空間分布を同時に把握するための調査・解析手法を開発し,気象イベントによる短期的な砂面変動の実態を明らかにする.さらに得られた知見をこれまでの長期変動の解析結果に加味して,鳥取砂丘の砂面変動を,経年的な自然変動要因とそれ以外の人為的な要因とに分離する.これらの解析から,近年並行して進められている砂防措置と除草を中心とする景観保全活動が,砂面変動のダイナミズムにどのような影響を与えているのか,明らかにする.
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研究成果の概要 |
現在、天然記念物に指定されている鳥取砂丘は、かつて広大な海岸砂丘の一部であった。しかし、1991年頃には砂丘の約42%が植生で覆われるまでに草原化が深刻化したことから、1994年から現在に至るまで除草を中心とした景観保全活動が続けられている。本研究では、GIS上に30m四方の地域区画(PP)を定義して、1964年から断続的に実施されてきた航空測量の結果に基づいた砂面変動速度の分布を調べた。さらにUAV空撮と人工衛星画像に基づいて、PP単位で植生の植被率を評価する手法を提案し、天然記念物鳥取砂丘全体を対象として、景観保全活動の開始前後から現在に至るまでの植被率の分布とその変遷を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドローンは新たな“センサ搭載機”であり,より簡単に“鳥の目”による地上観測が行える.近年,空撮画像の合成,写真測量による数値標高モデルの構築などが容易になっており,廉価版ドローンに搭載可能な軽量小型なマルチスペクトルカメラなども普及しはじめている.ドローンの観測データと人工衛星や航空機で取得される情報との関連を解析することにより,より大きな“鳥の目”に拡張することができる.さらにアーカイブを使えば時空間的な環境評価に応用できる.本研究はこうした観点から,天然記念物鳥取砂丘の景観保全活動とその結果について,植被率と砂面変動の時空間的な解析をはじめて行った点が大きな成果と言える.
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