研究課題/領域番号 |
19K06289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
大澤 和敏 宇都宮大学, 農学部, 教授 (30376941)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 土壌環境保全 / 環境調和型農林水産 / 土壌侵食 / 土壌改良 / 水・物質動態解析モデル |
研究開始時の研究の概要 |
農地では大規模化や近代的な農業形態が導入されたため,土壌侵食や土壌に含まれる栄養塩の流亡が顕著になっており,地力の低下や流出した土砂や栄養塩による水域の自然環境劣化に大きく関与している。そこで本研究課題では,土壌侵食の程度を決定する土壌の物理性の因子は何なのか,団粒化の促進等の土壌の物理性を改善させる土壌改良が土壌侵食を効果的に抑制することができるのか,について実証的な研究を遂行することによって,持続的な作物生産と環境保全型の農業方法の両立を目指す。さらに,土壌改良に用いる資材に沈砂池の堆積土を還元利用することで,堆積土の処理方法が未解決という社会的な問題を解決に導くことを目指す。
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研究成果の概要 |
農地では大規模化や近代的な農業形態が導入されたため,土壌侵食や土壌に含まれる栄養塩の流亡が顕著になっており,地力の低下や流出した土砂や栄養塩による水域の自然環境劣化に大きく関与している。本研究課題では,水土保全や地力向上に資するため,沈砂池の堆積土の農地還元をはじめとした土壌改良に伴う侵食抑制対策効果の定量化と評価・予測方法の確立を目的として研究を遂行した。土壌侵食が問題となる主要土壌および地域を対象として,室内実験によって土壌改良に伴う受食性を定量的に同定し,プロセスベースモデルによる侵食解析を実施し,野外試験の結果とともに,土壌改良による侵食抑制効果について評価することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,土壌侵食が問題となる主要土壌および地域を対象として,室内実験によって土壌改良に伴う受食性を定量的に同定し,数値解析モデルを用いた侵食解析を実施し,野外試験の結果とともに,土壌改良による侵食抑制効果について評価した。土壌侵食の程度を決定する土壌の物理性の因子は何なのか,団粒化の促進等の土壌の物理性を改善させる土壌改良が土壌侵食を効果的に抑制することができるのかについて実証的な研究を遂行することによって,持続的な作物生産と環境保全型の農業方法の両立を目指した。
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