研究課題/領域番号 |
19K06311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
元永 佳孝 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60334653)
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研究分担者 |
大竹 憲邦 新潟大学, 自然科学系, 教授 (50313507)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 収穫適期判定 / 色彩画像処理 / ヨウ素デンプン反応 / 果実品質特性 / 色彩画像処理技術 / 果実品質調査 / アミラーゼ活性 / クラウドシステム / 西洋なし |
研究開始時の研究の概要 |
追熟を有する果実では、適期での収穫が非常に重要である。西洋なし'ルレクチエ'ではその判定の主な手法としてヨウ素デンプン反応による手法が用いられるが、この手法は評価者による誤差、客観性の欠如などの問題があった。 本研究では、従来手法をもとに、色彩画像処理技術による客観的な評価で判定確度を向上させたシステムの開発を行う。このシステムをモバイル端末から利用できるクラウド対応にすることで生産現場での利用を可能にするとともに現場データの収集と集約が行える。また、果実の成熟に伴う内部成分の変化特性を把握し、その変化特性から収穫適期推定モデルを構築することで新たな手法と追熟後の果実品質推定手法の開発を行う。
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研究成果の概要 |
追熟を有する果実は適期収穫が非常に重要である。本研究では、果実の赤道横断面のヨウ素デンプン反応による染色率を色彩画像処理によって算出し、収穫時期の判断を支援するシステムを構築した。このシステムはネット接続端末から利用できるため、これまで行えなかった生産現場での果実の成熟特性の情報が取得できるようなる。また、収穫時期の違いによる果実の追熟特性を把握するとともに、アミラーゼの発現特性も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
追熟を有する果実の場合は、収穫の時期は果実の品質に大きく影響を及ぼすため、適期収穫が非常に重要である。生産現場では様々な取り組みが行われているが、それらの情報の取得は困難であった。このシステムが実用化されれば、生産現場での果実の成熟特性の情報取得が行なえ、生産技術の向上と追熟管理、品質管理の向上が図られるとともに、消費者にはより高品質なものを安定して供給可能になる。
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