研究課題/領域番号 |
19K06446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
森山 隆太郎 近畿大学, 理工学部, 准教授 (30411573)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 精子 / 鞭毛運動 / CatSper / PPARγ / 重炭酸イオン / 長鎖脂肪酸 / 核内受容体 / GW9508 / 脂肪酸受容体 / 脂肪酸 / GPR120 / 運動性 / 長鎖脂肪酸クオリティ |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの研究から不飽和脂肪酸や長鎖脂肪酸受容体アゴニスト曝露によりマウス精子運動性が亢進し、飽和脂肪酸曝露により低下することを見出している。本研究では不飽和脂肪酸や長鎖脂肪酸受容体アゴニスト曝露により精子で活性化するシグナル経路の一端を明らかにすると同時に、肥満による精子運動性や受精率の低下に不飽和脂肪酸が与える影響をマウス精子を用いて解析する。
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研究成果の概要 |
近年、肥満や低栄養など栄養状態の異常を起因とする不妊が家畜からヒトまで多くの動物で問題となっている。我々は長鎖脂肪酸に着目し、マウス精子の運動性に与える影響を検討した。その結果、不飽和脂肪酸は代謝エネルギーや膜の構成成分としてではなく、核内受容体であるPPARγを介して精子を活性化し、鞭毛運動を上昇させることを明らかとした。さらに、その運動上昇には、重炭酸イオン、CatSperチャネルを介した精子内へのカルシウムイオンの流入等の関与が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研成果の学術的意義は長鎖和脂肪酸が代謝エネルギーや膜の構成成分としてではなく、シグナル分子として精子の運動性を制御する生理的メカニズムについて明らかとした点にある。また、近年、世界的問題となっている肥満や低栄養が生殖に与える影響について新たな知見を加えることになる点が本研究の社会的意義である。
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