研究課題/領域番号 |
19K06669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
戸島 拓郎 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 上級研究員 (00373332)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ゴルジ体 / カルシウム / 神経回路形成 / 成長円錐 / 生細胞イメージング / 軸索ガイダンス |
研究開始時の研究の概要 |
ゴルジ体はタンパク質の翻訳後修飾や選別輸送を司る膜交通のキーステーションである。小胞体やミトコンドリアと同様に、ゴルジ体には高濃度Ca2+が内蔵されているが、その役割については不明の点が多い。本研究では、特に神経回路形成時の神経軸索ガイダンスに焦点を当て、ゴルジ体Ca2+シグナルが生命機能に果たす役割を解明する。具体的には、ゴルジ体内腔Ca2+が積荷タンパク質の糖鎖修飾や選別輸送を制御したり、細胞質Ca2+シグナル発生のための供給源として働く可能性などについて検証してゆく。
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研究成果の概要 |
ゴルジ体はタンパク質の翻訳後修飾や選別輸送を司る膜交通(membrane traffic)のキーステーションである。小胞体やミトコンドリアと同様に、ゴルジ体には高濃度カルシウムが内蔵されているが、その役割については不明の点が多い。本申請課題では、特に神経回路形成時の神経軸索ガイダンスに焦点を当て、ゴルジ体カルシウムシグナルが生命機能に果たす役割を解明する。具体的には、ゴルジ体内腔カルシウムが積荷タンパク質の糖鎖修飾や選別輸送を制御したり、細胞質カルシウムシグナル発生のための供給源として働く可能性などについて検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゴルジ体のカルシウム調節機能異常は、Hailey-Hailey disease等の皮膚疾患、心臓病等の循環器系疾患に加えて、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病等の各種神経変性疾患の原因になる可能性が指摘されており、本研究の成果は、将来的にこれら神経系疾患の発症機構・病態解明とその治療戦略構築への応用へと発展できる可能性がある。
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