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大脳皮質介在ニューロンの分化制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K06684
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44020:発生生物学関連
研究機関愛知県医療療育総合センター発達障害研究所

研究代表者

高木 豪  愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害モデル研究部, 主任研究員 (70300879)

研究分担者 田中 基樹  愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害モデル研究部, 主任研究員 (90584673)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード細胞分化 / 抑制性介在ニューロン / 転写因子 / 抑制ニューロン / パルブアルブミン / Zn-finger / 大脳皮質 / ソマトスタチン / 分化 / 抑制性ニューロン
研究開始時の研究の概要

脳の神経回路を形成するニューロンには興奮性と抑制性の二種類がある。興奮性ニューロンは比較的均一な形態であるのに比べ、抑制性ニューロンは非常にバラエティに富んだ形態や神経生理学的な特徴を有している。しかし多様な抑制ニューロンのサブタイプがどのようにして形成されるのかよく分かっていない。本研究では、ニューロンが形成される胚発生時期において、これらサブタイプの細胞分化がどのようにして決定されるのか、その制御メカニズムを明らかにする。

研究成果の概要

本研究ではニューロンの中で最も多様性を有する抑制性介在ニューロンがどのようにしてその多様性を生み出すのか、そのメカニズムの一端を明らかにした。抑制性介在ニューロンは大きく三つのグループに大別されるが、それらはそれぞれさらに細かいサブグループへと分かれる。今回、その一つのグループの形成分化に特定の分泌タンパク質を介したシグナルを伝達する転写因子が関わることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経細胞の中には形態的、機能的に多様性を有しているものもある。このような多様性がどのようにして生じるのか知ることは、脳の働きを理解する上で重要である。今回、特定のシグナル伝達系が抑制性ニューロンの一グループの形成に関わることを明らかにしたが、この成果は今後、ニューロンにおける多様性獲得の理解に向けた起点となり得る。また神経発達障害の症状発症に抑制性ニューロンの異常が大きく影響するという知見も蓄積しており、本成果は将来的に神経発達障害の理解、対処に貢献することが期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Using of de novo mutation system for study obtaining dominant type model animal2022

    • 著者名/発表者名
      Takagi T, Asai M
    • 雑誌名

      Exp Anim

      巻: 71

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] Introduction of a de novo Creb-binding protein gene mutation in sperm to produce a Rubinstein-Taybi syndrome model using inbred C57BL/6 mice2020

    • 著者名/発表者名
      T.Takagi, Y Higashi, M Asai, S Ishii
    • 雑誌名

      Brain Research

      巻: 1749 ページ: 147140-147140

    • DOI

      10.1016/j.brainres.2020.147140

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 優性遺伝型のモデルマウス産出への精子de novo変異導入法の利用2022

    • 著者名/発表者名
      高木 豪, 浅井真人
    • 学会等名
      第69回日本実験動物学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 精子de novo変異導入法による優性遺伝疾患モデルマウスの作製2021

    • 著者名/発表者名
      高木豪、浅井真人
    • 学会等名
      日本臨床分子形態学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 重度知的障害を伴うRubinstein-Taybi syndromeのde novo変異型モデルマウスを用いた解析2019

    • 著者名/発表者名
      高木豪
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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