研究課題/領域番号 |
19K06781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45010:遺伝学関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
和田 七夕子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (50379541)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生殖 / アブラナ科植物 / 自家不和合性 / 優劣性制御 / エピジェネティクス / 遺伝子発現 / 優劣性 / 植物 / 自己認識 |
研究開始時の研究の概要 |
有性生殖においては、しばしばどちらかの親の形質のみが子供に現れる。この現象は優劣性と呼ばれる。子供は両親に由来する対立遺伝子を持ち、劣性遺伝子が機能を欠失することで、表現型として現れない機構が知られる。アブラナ科在来ナタネ(Brassica rapa)には、劣性遺伝子の機能欠失によらない優劣性現象がある。自己の花粉を拒絶するという自家不和合性を決定するSP11には、複対立遺伝子間にエピジェネティックな優劣性機構が存在する。本研究においては、SP11における階層的な優劣関係について、分子機構を明らかにしその起源および進化を考察する。
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研究成果の概要 |
アブラナ科植物には、花粉側自家不和合性を決定するSP11遺伝子において階層的な優劣性が保存されている。SP11の優劣性を制御する分子機構の種間における共通性と相違性の解明を目的とした。本研究では、アブラナ科植物である在来ナタネとセイヨウミヤマハタザオについて優劣性制御の分子機構を明らかにし、その比較をおこなった。この二種では相同性依存的機構が共通するが、標的配列には種特異的な機能分化が見られることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、遺伝学の謎であるdominance modifierの進化に迫る点が挙げられる。本研究はdominance modifierの作用により遺伝子の優劣が決定される機構の解明を目的としており、種間における優劣性機構の比較解析から、dominance modifierの進化および出現時期を得ることができる。 社会的意義としては、自家不和合性の操作を含む点が挙げられる。アブラナ科植物の育種において自家不和合性の操作は重要課題であり、本研究成果は新品種創出や親株の維持に貢献できる。
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