研究課題/領域番号 |
19K06938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46030:神経機能学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
田中 大介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (90456921)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 感情 / 快 / 不快 / 嫌悪 / 味覚 / 不快反応 / 嫌悪反応 / 快反応 / 情動 / 化学遺伝学 / カルシウムイメージング / 光シート顕微鏡 / 透明化 / 快情動 / 不快情動 / TRAP / 意識内容 |
研究開始時の研究の概要 |
神経活動の分子マーカーである最初期遺伝子の転写機構に基づいた遺伝子組換え法を用いて、マウスにおける快反応もしくは不快反応と相関のある活動を示す神経細胞を、脳全域に亘って単細胞レベルの解像度で同定する。さらに、同定された神経細胞に加え、申請者らがこれまでに同定した不快反応と相関のある活動を示す前交連後脚介在核の神経細胞について、化学遺伝学的手法を用いて、それら神経細胞の活動の、快・不快反応に対する因果的効果を明らかにする。
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研究成果の概要 |
活動した神経細胞を特異的に蛍光タンパク質で標識する方法や、脳を透明にしてその蛍光を観察しやすくする方法を用いることで、快感や不快感と深く関連のある活動を示す神経細胞を、マウスの脳全域に亘って単細胞レベルの解像度で同定した。また、注射した化合物やLEDライトから出る光によって活動させる技術を用いてそれら細胞を人為的に活動させると、マウスにおける快感や不快感の指標となる行動の一部が誘導されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、一般に「心脳問題」や「意識のハードプロブレム」として知られている、「意識経験と神経機構の関係性の問題」の解明に寄与する可能性がある。また、快・不快の情動的意識経験(快・不快経験)は、近年増加傾向にある統合失調症やうつ病、麻薬中毒などの様々な精神疾患において異常を呈していることが知られている。本研究の成果は、それら意識経験の異常に対する治療法の開発に貢献できる可能性がある。
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