研究課題/領域番号 |
19K07010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高倉 栄男 北海道大学, 薬学研究院, 講師 (40772702)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 化学発光 / プローブ / イメージング / 活性酸素種 / 電子移動 / 活性酸素 / 分子プローブ / 光イメージング / in vivoイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究においては、電子移動を消光原理として利用する方法論を取り入れることにより、論理的な化学発光プローブの分子設計法を確立する。その後、病態に特異的な標的分子を検出する化学発光プローブを開発し、病態モデル動物のin vivoイメージングを行う。
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研究成果の概要 |
化学発光法は蛍光法よりも高感度な測定ができ、遺伝子導入を必要とする生物発光法よりも簡便に実験系を組み立てることができる。そのため、特異的な分子を検出する化学発光プローブが開発できれば、更に有用な分析ツールになると考えられる。本研究では、活性酸素種の一種である一重項酸素を検出できる化学発光プローブを開発した。このプローブを細胞実験に応用し、一重項酸素に関する反応性の知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性酸素種は生体内の分子と反応しダメージを与えることで生活習慣病やがんなどの疾病や老化などに関わる。その一方で、細胞内のシグナル伝達物質としての役割ももつ重要な分子である。活性酸素種は反応性が高いため発生した近傍で作用すると考えられているが、その分析ツールに関する研究は進んでいなかった。本研究においては、一重項酸素についてその分析方法を開発し、反応性に関する知見が得られた。今後、他の活性酸素種についても研究を進めていく予定である。得られた知見が疾病のメカニズム研究、予防、診断や細胞生物学の発展に寄与することが期待される。
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