研究課題/領域番号 |
19K07018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
米田 誠治 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (60425056)
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研究分担者 |
平本 恵一 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助教 (90251793)
古川 絢子 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助教 (10455537)
植村 雅子 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助教 (70511997)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シスプラチン / 白金製剤 / DNA / 免疫 / 白金錯体 / 白金 / 金属錯体 / がん / DDS / 核酸 / プロテオミクス / 抗腫瘍効果 / アルブミン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、単なる白金製剤類似化合物を合成して薬効を評価する創薬研究ではなく、構造および物理化学的性質が大きく異なる白金錯体の特性を有効利用し、大幅な薬効の向上と副作用の軽減、および作用機序の解明を目的とするものである。本研究期間中(3年)に、テトラゾラト架橋錯体の顕著な抗腫瘍効果と優れた効果持続性を裏付ける生体分子との相互作用の解明とその応用に主眼を置き、科学的根拠に基づいた応用と誘導体化を施した上で、薬効の評価・検証を行う。
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研究成果の概要 |
テトラゾラト架橋白金(II)二核錯体SK36には、オキサリプラチンと同様に免疫賦活作用が存在するのではないかと推定した。免疫応答性および免疫不全の担がんマウスにオキサリプラチンまたはSK36を投与して腫瘍体積を経時的に観察した結果、免疫応答性マウス群ではSK36およびオキサリプラチン投与による有意な腫瘍増殖抑制が認められが、免疫不全マウス群では腫瘍の増殖抑制は観測されなかった。つまり、SK36やオキサリプラチンの抗腫瘍効果には免疫賦活作用が関連していることが示唆された。SK36の抗腫瘍効果はオキサリプラチンよりも遥かに高く、SK36が有望な次世代白金製剤候補化合物であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、単なる白金製剤類似化合物を合成して薬効を評価するだけの創薬研究ではなく、「型破りな」白金錯体の特性を有効利用し、大幅な薬効の向上と副作用の軽減および作用機序の解明を目的とするものである。研究代表者らによる実験結果から提案された免疫賦活作用は、がん治療に極めて重要な役割を担っており、この免疫賦活作用機序の詳細を明らかにすることで、本医薬品開発研究が加速するのはもちろんのこと、免疫を利用した新たな創薬研究の発展に繋がると考えている。
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