研究課題/領域番号 |
19K07090
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
|
研究機関 | 静岡県立大学 (2020-2021) 東邦大学 (2019) |
研究代表者 |
菅野 裕一朗 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (40453849)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 核内受容体 / 転写因子 / ホルモン / 薬学 / 衛生薬学 / 遺伝子発現調節 / 転写共役因子 / 薬物代謝酵素 / 構成的アンドロスタン受容体 / エピジェネティック |
研究開始時の研究の概要 |
核内受容体は様々な生理作用に関与し、内分泌疾患、代謝疾患、がんなど様々な疾患に関与していることが明らかとなってきている。核内受容体の生理機能及び活性の制御機構の解明は、核内受容体を分子標的とした治療薬の開発に非常に重要である。 中でも選択的核内受容体調節薬(SNRM)として作用する医薬品が臨床で使用され、作用機構に遺伝子選択的発現調節が関与していることが示唆されているが、分子メカニズムはほとんど明らかとなっていない。本研究はその分子メカニズムを明らかにすることにより新たな創薬の基盤になる知見を見出すことを目的としている。
|
研究成果の概要 |
核内受容体は様々な生理作用に関与し、内分泌疾患、代謝疾患、がんなど様々な疾患に関与している。核内受容体の生理機能及び活性の制御機構の解明は、核内受容体を分子標的とした治療薬の開発に非常に重要である。選択的核内受容体調節薬は、近年様々な治療薬の候補化合物として注目されているが、遺伝子選択的な発現調節機構の分子機構は不明である。本研究では「核内受容体による選択的遺伝子発現調節は、コファクター、リガンド、標的遺伝子/エンハンサーの3つの因子の相互関係によって決定される」というモデルを基盤に分子機構の立証を行った。その結果、CARやアンドロゲン受容体において3因子をモデルとした分子機構が立証できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、核内受容体による遺伝子発現機構の基本原理を理解し、選択的核内受容体調節薬の分子基盤を確立することができる。そして、その情報を利用して新たな治療薬候補としての選択的核内受容体調節薬を探索する手法の提案することが可能になる。
|