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遺伝子注釈の高度化に基づく渦鞭毛藻の増殖と有用化合物生合成に関するオミクス解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K07148
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関高知大学

研究代表者

櫻井 哲也  高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (90415167)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードゲノム / トランスクリプトーム / 遺伝子機能 / 遺伝時機能
研究開始時の研究の概要

有用化合物を産生することが報告されている渦鞭毛藻の全転写産物(RNA)の配列決定によるゲノム情報の獲得に加え、生育環境の異なるサンプル間における遺伝子発現レベルの俯瞰、既知配列データとの類似性に頼らないタンパク質の特性に基づく多角的・網羅的解析を行うことで遺伝子機能注釈を高度化し、藻体の増殖や有用化合物産生のメカニズムの理解を目指す。

研究成果の概要

研究対象生物種の渦鞭毛藻2種を光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡を用いた形態的特徴の把握とリボソームRNAをコードするゲノム領域の塩基配列決定により、アンフィディニウム属の一種はAmphidinium gibbosum、シンビオディニウム属の一種はEffrenium voratumと推定した。この2種の渦鞭毛藻について、ミネラル組成が異なる培地を用いた培養試験の結果、いずれの渦鞭毛藻でもホウ素よりもカルシウムが増殖効率に影響を及ぼすことを示した。同様の培養条件下の藻体サンプルを用い、RNA-seqを実施し、各種ミネラルを欠くことによる遺伝子発現プロファイルを得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

渦鞭毛藻が産生する代謝物の単離や構造決定、培養法や赤潮発生原因等に関係する報告と比べ、産生する代謝物の生合成や藻体の増殖等と関連する遺伝子についての報告は限定的である。本研究では、生物活性化合物の単離等の報告されている渦鞭毛藻について、増殖率、化合物内生量が異なる生育条件下の藻体からサンプリングしたRNAの配列データを高速シークエンサで獲得、解析することで遺伝子機能の概観を把握する。さらには、各々のサンプル由来のRNAの配列データを用い、各生育条件による遺伝子転写レベルの差異を捉えることで生育環境に応答する遺伝子の理解を目指すものである。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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