研究課題/領域番号 |
19K07160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
赤沼 伸乙 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 准教授 (30467089)
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研究分担者 |
大石 雄基 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 助教 (00778467)
細谷 健一 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (70301033)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 血液網膜関門 / 網膜毛細血管 / トランスポーター / P-糖タンパク質 / イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究を通じ、申請者が提案するex vivo機能解析法の定量的な信頼性を確保する。初めに、得られたex vivo輸送実験結果について、in vivo輸送実験及びTR-iBRB2細胞を用いたin vitro輸送解析の結果と比較し、申請者が提案するex vivo解析実験系が、既存のin vitro解析系と比較し、より良好にin vivo環境が反映されていることを証明する。さらに、疾患時における薬物輸送を評価する上での本手法の有用性を示すことを目的とし、糖尿病モデルを用いたin vivo及びex vivo発現・輸送機能解析を実施する。
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研究成果の概要 |
本研究は、循環血液と網膜とを直接的に隔てる内側血液網膜関門 (inner BRB) における薬物の輸送機能を評価可能な、新たなex vivo実験系の確立を目的としている。Inner BRBの実体である網膜毛細血管内皮細胞を凍結や酵素処理などの操作を介さずに、ラット4匹分の網膜から解析を実施するにあたり十分量単離することに成功した。単離した網膜毛細血管を用いた蛍光基質イメージング解析によって、inner BRBにおける薬物排出輸送担体の機能が維持されていることが示唆された。以上から、inner BRB薬物排出輸送担体の機能とその変動を、本ex vivo実験系では解析可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのinner BRBを対象としたin vitro実験系では、P-糖タンパク質などのin vivoでは重要性が示されていた一部の分子について、その発現・機能が十分に解析出来ないことが知られている。今回確立したex vivo実験系ではP-糖タンパク質などの「循環血液から網膜への薬物移行を制限する」輸送担体の機能解析が可能であることが示唆された。本実験手法を活用することで、inner BRBを介した網膜への薬物分布能を制御する機構の理解が進み、そして網膜への移行性が高い薬物選定の方法論構築が加速すると期待される。
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