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in vivoイメージングを組合せた腸上皮治癒過程での細胞脱分化機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K07500
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

松本 有加  順天堂大学, 医学部, 助教 (50813672)

研究分担者 中村 哲也  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (70265809)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード腸上皮傷害マウスモデル / 腸上皮治癒 / 腸上皮細胞脱分化 / in vivoイメージング / 腸上皮治癒過程 / 生体内イメージング / 腸上皮障害マウスモデル / l腸上皮傷害マウスモデル / 脱分化 / 腸上皮 / 創傷治癒
研究開始時の研究の概要

腸組織は傷害時に、上皮の成熟分化細胞が多能性を獲得し上皮再生に寄与することが明らかになりつつある。しかし分化細胞が多能性細胞に変化する機序の詳細は解明されていない。申請者が開発した開腹下大腸上皮傷害マウスモデルの解析で、傷害発症早期に幹細胞ではない未分化な上皮細胞が出現することを発見した。創傷治癒過程に出現する未分化細胞の動態を生体内イメージングで追跡し、幹細胞へと脱分化させる特異的因子を同定することを目指す。本研究で分化細胞から幹細胞への脱分化の機序を明らかにすることで、創傷治癒促進治療や人為的腸上皮幹細胞作成技術の開発に繋がる可能性を有し、また腸上皮発癌機序の解明にも寄与するものと考える。

研究成果の概要

本研究では、開腹下腸内腔操作により小腸上皮障害を作製し、創傷発生直後から任意の時点で解析可能な腸上皮障害マウスモデルを作製した。本モデルを解析し、治癒過程早期の短期間のみ創傷部に出現する上皮細胞を同定し、これが分化細胞マーカーを発現しない未分化な細胞であることを確認した。レーザーマイクロダイセクション技術を用いて未分化細胞を選択的に回収しRNAを得た。また、abdominal imaging windowをマウス腹壁に装着し、生きたまま体外から小腸内腔観察を可能とする生体内イメージングマウスモデルと、これを腸上皮障害マウスモデルと組み合わせ、上皮障害部を体外から観察する技術の開発に着手した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発した腸上皮傷害マウスモデルは、他の上皮傷害モデルで困難であった上皮傷害部に一過性、限局的に見られる細胞変容の追跡に適しており、今までに報告がない生体内イメージングによる創傷治癒過程の解析を可能とするものである。この上皮傷害モデルと、腸上皮の生体内イメージングを可能とする技術を組合わせることにより、創傷治癒過程における細胞脱分化に関わる分子を同定し、その細胞動態を明らかにすることが可能となると思われる。この成果は、新しい腸組織再生促進戦略や、分化細胞から腸上皮幹細胞を作成する新技術開発につながることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 大腸への小腸上皮オルガノイド移植による腸管不全治療技術開発2020

    • 著者名/発表者名
      松本有加
    • 学会等名
      日本外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 小腸オルガノイド移植による大腸上皮置換技術を用いた小腸機能不全治療の開発2020

    • 著者名/発表者名
      松本有加
    • 学会等名
      日本小児外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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