研究課題/領域番号 |
19K07517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
萩沢 康介 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生理学, 助教 (50539244)
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研究分担者 |
武岡 真司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20222094)
石田 治 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 外科, 講師 (20365266)
宮崎 裕美 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 外傷研究部門, 助教 (30531636)
木下 学 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 教授 (70531391)
佐藤 俊一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門, 教授 (90502906)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 凝固障害 / 免疫血栓 / 血小板代替物 / 好中球細胞外トラップ / 外傷 / DIC |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは血小板同士を架橋して、血小板の凝集機能を促進する人工の止血剤であるH12-(ADP)-リポソームを開発してきた。そしてこれが出血局所での止血とともに抗炎症作用を有することを実証してきた。本研究では凝固障害の早期にH12-(ADP)-リポソームを投与して、血小板からの炎症惹起物質の放出を抑え、血管内皮傷害を防止し、血小板機能を回復させる。これにより、頭部外傷による凝固障害の病態制御の新たな局面を切り開く。
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研究成果の概要 |
血小板代替リポソームであるH12-(ADP)-リポソームは受傷後に血小板が集積している部位への標的性をもっている。そこで放出されたADPは血小板膜上のP2Y12受容体を介して血小板機能を賦活し、ADPの一部はただちに細胞外で代謝されアデノシンとなり抗炎症作用を発揮する複合的な効果を有する。凝固障害の早期にH12-(ADP)-リポソームを投与することで、血小板からの炎症惹起物質の放出を抑え、血管内皮傷害を防止し、血小板機能を回復させることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は凝固障害の早期にH12-(ADP)-リポソームを投与して、血小板からの炎症惹起物質の放出を抑え、血管内皮傷害を防止し、血小板機能を回復させ、凝固障害の病態制御の新たな局面を切り開くことにつながると考える。
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